競泳 ▽日本選手権 最終日(7日、東京アクアティクスセンター)

 男子400メートル決勝が行われ、この種目で24年パリ五輪と25年世界選手権で銀メダルを獲得した松下知之(東洋大)は4分15秒44で、まさかの5位に終わった。優勝した西川我咲(あさき、東洋大)には7秒近く離された。

前半は予選よりも3秒以上遅い2分2秒2でターン。課題としていた平泳ぎを終え4番手とすると、得意な自由形は1分0秒79を要し、3連覇はおろか表彰台も逃した。「ふがいない。泳ぐ前からスイッチが全然入っていなくて、集中しきれていなかった」と振り返った。

 午前に行われた予選は4分14秒19と上々のタイムで2位通過。感触良く泳げたことで、決勝は慎重になりすぎてしまったと話した。「予選と比較してしまったので、体のギャップと精神的なマイナスな部分が生まれてしまった。予選の良かった部分が決勝で生かせなかったのは悔しい」と唇をかんだ。

 これまでは五輪や世界選手権など、大きな舞台で結果を残してきた20歳。8月にパンパシフィック選手権(米アーバイン)、9月に愛知・名古屋アジア大会を控える中、調整が難しい大会となった。今後は東京都選手権(6月)に出場後、国際大会2試合を控える。金メダル候補として注目を浴びることも予想される。

「夏に向けては丁寧にやっていくしかない。やるべきことをしっかり準備して、本番は集中してレースに臨めるように淡々とこなしていきたい」と五輪銀メダリストとしてのプライドを掲げた。

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