昨年「30周年記念イヤー」を終え、1994年4月の放送開始から31年目に突入したフジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」が意気軒高だ。今年初めには、2018年から6年連続で「民放同時間帯視聴率1位」を獲得するなど、なにかと明るい話題に乏しいフジテレビの中で孤軍奮闘している。

メインキャスターは三宅正治(61)、井上清華(28)、生田竜聖(35)のアナウンサー3人。


 発売中の「フライデー」は「フジテレビ『歴代最強女子アナ』を決めよう!」という企画を掲載しているが、歴代の「めざましアナ」も多数登場している。30人以上のテレビ関係者や識者に取材したという結果は、1位は高島彩(45)。圧倒的な支持を集め、ルックス、トーク力、アナウンス技術、すべての分野で申し分ない高評価だという。2位は近藤サト(55)、3位は八木亜希子(58)と続く。


 トップ3のうち2人が、「めざましテレビ」のメインキャスター経験者であることについて、女子アナ評論家の松本京也氏はこう話す。


「確かに高島アナがトップという結果は納得です。老若男女に愛された、まさに国民的アナウンサーでした。その後、同番組ではカトパンも人気となりましたが、一時期の高島アナの人気には及ばなかったのではないでしょうか。その一方、多士済々の人気アナが登場したフジテレビの『女子アナ黄金時代』には“めざまし派閥”と同時に“すぽると派閥”が存在しました。後者の中でもダントツの人気を誇ったのは、内田恭子アナでしょう」



井上清華アナは貢献するも…

 港浩一社長就任後、かつての「女子アナ王国」の夢よもう一度とばかりに、この春、復活した「すぽると!」には、フレッシュな佐久間みなみ(26)、松崎涼佳(24)を抜擢。注目が集まっている。


「『めざまし』の現在の高視聴率に井上清華アナが貢献していることは間違いないですが、今回の『歴代最強女子アナ』では扱われていない。確かに、かつてのように、“ブーム”という感じにはなっていないからです」(松本氏)


 井上清華は2021年春から「めざまし」を担当して早くも3年。就任直後に発覚した「フジテレビ女子アナステマ騒動」に巻き込まれ好感度獲得のスタートダッシュに失敗したと指摘されたこともある。


 アヤパン、カトパン超えの道は生半可ではなさそうだ。