評判のいいドラマからは次々と人気キャラクターが誕生するもの。5月27日が最終話となる桜井ユキ(38)主演のNHKドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」(火曜夜10時)もそうだ。


 病気を患い、会社を辞め、週4日のパートで暮らす麦巻さとこ(桜井)は築45年の団地に引っ越し、そこで出会った人たちとの人間関係を通して《身近にあった自分次第のしあわせに気づいていく》という物語だ。


 桜井が演じる主人公は視聴者から《麦巻さん》呼びをされている愛されキャラ。また、さとこが借りている団地の部屋の大家である《鈴さん》人気も高い。演じているのは加賀まりこ(81)だ。


「その2人の人気は圧倒的ですが、実はこのドラマのファンたちが登場を待ちわびている人物が他にもいるんです。それはさとこの勤務先のデザイン会社に出入りする《青葉さん》。『ギンナン舎』という出版社に勤める編集者という役柄です」(テレビ誌ライター)。


 その青葉さんを演じているのは、田畑智子(44=写真)である。


 芸能ライターのエリザベス松本氏は「青葉さんは言葉を仕事にしている人だからか、とにかく日常の言葉遣いが美しい。その美しいセリフをあの田畑さんの澄んだ奇麗な声で話すので、《青葉さんの言葉が心地いい》《青葉さんが出てくると癒やされる》なんて感じで人気キャラになっているんです。回によっては出番が少ないこともあるので、視聴者から《もっと青葉さんを出して》なんてラブコールが上がるぐらいです」と話す。


 青葉さんのヘアスタイルや衣装も《華やかだけど、品がある》《真似したい》と人気のようで、田畑も青葉さんを演じたことで今後、同性からの支持率をよりいっそう高めそうだ。


「田畑さんは2000年度前期の朝ドラ『私の青空』のヒロイン。2018年に俳優の岡田義徳さんと結婚し、その年の10月に第1子、2021年には第2子を出産しています。お子さんはまだまだ手がかかるかと思いますが、40代になった田畑さんは《奇麗になった》と業界内でも評判です。結婚前は料理中にケガをして、それが《自殺未遂か?》なんて報じられたこともありましたが、夫婦仲は円満です」(スポーツ紙芸能担当デスク)


 ちなみに料理中のケガの真相は「カボチャを切っていて手が滑った」というもの。前出のエリザベス松本氏は「カボチャを料理されたことがある人なら《分かるわ~》と思うのではないでしょうか。カボチャ料理中は一瞬の集中力の切れが事故を招く。なかなか脅威の食材ですから」と笑いながら、さらにこう話す。


「田畑さんはもちろんテレビドラマでも、声と演技の良さでどこにいても目立つのですが、演劇の舞台に立つともっとすごい。どんな役柄でも見事にこなし、観客の目を奪ってしまう役者さんです。声と深い表現力を存分に生かせるナレーションのお仕事もいいんですよね。NHKの『ドキュメント72時間』でのナレーターは、とても聞きやすい」


 NHKプラスで歴代最多視聴数を記録するなど大人気の「しあわせは――」は27日の最終話の前に、24日土曜の朝9時30分から「ありがとうSP」が放送されることも決定している。SNSでは《ロス確定》なんて声も出始めているだけに、ファンは必見だろう。


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