「家族からも“変だ”とか“汚い”とか言われるのよ」


 自身の長髪についてTBSの公式YouTubeチャンネルでこう話したのが、お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(56)。加藤は昨年から髪を伸ばし始め、今や“ロン毛”がトレードマークとなっている。

特に理由はなく髪を伸ばしているとのことだが、視聴者だけでなく家族からも不評だと話した。しかし、不評なのは髪の毛だけでないという。


 今加藤が不定期で出演しているのが、経済メディア「NewsPicks」のビジネス討論番組。21年3月に吉本興業から独立後、加藤のライフワークとなっている一つが同番組で、数々の論客や評論家の討論を裁くMCとして活躍している。


「19年の吉本興業のタレントらによる闇営業問題について、総合司会を務めていた日テレ系『スッキリ』で、『今の社長、会長体制が続くのなら俺は吉本興業を辞める』と上層部批判を展開。その年の10月に吉本を退所し、エージェント契約になったものの、その後、『契約は延長しない』と通達され、独立することに。この契約解除は本人にとって思いもよらぬことだったようですが、自らの発言で吉本を怒らせてしまったというのがもっぱらでした」(週刊誌記者)


 加藤はその後、02年から出演していた『スーパーサッカー』(TBS系)や06年から出演していた『スッキリ』などのレギュラー番組が軒並み終了する憂き目に遭っている。
 
「レギュラーが切られた際、吉本にケンカを売ったことで干されたと囁かれました。しかし、その後、旧ジャニーズ事務所の問題やYouTubeの普及もあって、大手事務所から独立した芸能人が活動しやすい環境が整ったのも加藤にとって幸運でした」(前出・週刊誌記者)


■大物2人の対談を遮り……


 加藤は吉本とのエージェント契約終了後、多くのレギュラー番組が打ち切られる中、前身の番組がスタートした04年から続くTBS系の生活情報バラエティー番組『がっちりマンデー!!』の出演を継続するなど、現在はお笑いよりも生活や経済ジャンルに活路を見出している。


 しかし、件のビジネス討論番組のある対談で加藤の司会ぶりに批判が集まったのだ。


「3月から4月にかけて配信されたのが、元外交官の佐藤優氏と認知科学者の苫米地英人氏による対談でした。2人はロシアとウクライナ問題やトランプ大統領に関連する陰謀論、さらにAIに関して博識ぶりを発揮し、議論は大いに盛り上がりました。

しかし、対談の途中で加藤がちょいちょい口をはさんだことでコメント欄はプチ炎上したのです。この2人は普段なかなか公で対談する機会がないだけに、2人の話をじっくりと聞きたかったという声のほか、門外漢の加藤が2人の話を遮っているから邪魔だという声が多く上がったのです。ほかの回でも加藤の司会ぶりの酷さを指摘する声がありますが、この回の司会ぶりは特に評判が悪かった」(芸能ライター)


 その後も加藤の司会による討論番組は続いているが、以前に比べて回数が減っている印象だ。長年数々の番組でMCを務めただけあって腕に覚えがあるだけに、絡まずにはいられなかったのか。


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 どうにも旗色の悪い加藤浩次だが、仕事がなくても余生は安泰と言われている。【もっと読む】加藤浩次「スッキリ」終了も17年間で稼ぎは30億円以上か…吉本興業と“ケンカ別れ”の今後…では、その秘密に迫っている。


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