処分されたのは、支持者の間で知る人ぞ知る地方議員だった。


 参政党の神谷宗幣代表は18日の会見で、党所属の地方議員や党役員ら10人が、いわゆる「国保逃れ」に関与していたと発表。

実態の乏しい法人の役員などに就任し、負担の大きい国民健康保険から社会保険に切り替えていたとして、離党勧告や除名処分を行った。


 さらに神谷代表は、処分された役員と議員の2人が国保逃れの手法を他の議員に紹介していたとして、組織的関与について「そう言われても仕方ない」と認めた。今後は議員が当選した時に保険の加入状況を確認するなど、再発防止策を講じるという。


 実は、離党勧告を受けた議員の一人、群馬県の仁藤すぐる太田市議は、党内では知られた人物だ。党所属の埼玉県桶川市議を相方に、漫才コンビ「北カントーズ」として党内外で活動しているのだ。


 過去には「M-1グランプリ」にも出場し、2024年大会の予選1回戦で敗退している。日本一の漫才を決める大会ではスベったものの、支持者には大ウケなのが彼らだ。



「しばき隊」をいじる内容

 3月に開催された政治資金パーティー「参政党FEST 2026 協奏」では、所属議員らが漫才を披露する「参政党お笑いグランプリ」に出場し、トップバッターを務めた。


 その時のコントが激ヤバで、参政党が「妨害行為を働く」と主張している「しばき隊」をいじる内容だった。つかみでは、ボケ担当の仁藤が「許すまじ、許すまじ、しばき隊、許すまじ!」とおどけて登場。続いて「工作員対策もだが、現場レベルではしばき隊の対策が急務」と話し、その対処法を実践する。相方議員が扮する「しばき隊員」が「レイシスト帰れー!差別主義者ー!」と叫ぶ中、仁藤が後ろから優しく抱きしめて黙らせるというものだった。


 完全に内輪ノリの内容だが、会場は爆笑の渦に包まれ、観客からは「仁藤さーん!」と黄色い声も飛んだ。そんな党内の人気者が、脱法行為に手を染めていたとは……。支持者は驚いたに違いない。


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