高市首相のメディア対応と、不自然な「目つき」がSNSで炎上中だ。


 問題になっているのは、5月25日のぶら下がり会見。

中東情勢の混迷を受けた生活者支援策と、財源となる今年度補正予算案の国会提出を表明したのだが、どうも様子がおかしかった。


 高市首相は冒頭から10分ほど、支援策の中身を説明。終始にこやかな表情だった。ところが、質疑応答に入ったところで一変。記者が「質問が全社で一度ということなので幹事社からまとめて聞きます」と前置きするや、カッと目を見開き「はい」と一言。すぐさま暗い表情で資料に目を落とした。


 そもそも、大勢のメディアがいる会見で「全社で一度」しか質問できないという前提条件自体がおかしいのだが、質問した記者にその点をサラッと暴露された格好。目を見開いた直後に不機嫌そうな表情を見せたことに対し、SNSでは〈質問制限がバレる〉〈「質問に制限がある」と記者がばらしたもんだから、すごい即座に不機嫌顔。「余計なこと言うなよ」な顔〉といったコメントが噴出しているのだ。


■サナエ・スマイルから一変


 高市首相が目をむいた表情を浮かべたのは、今回だけじゃない。19日、首脳会談に向けた訪韓直前に約3分間、ぶら下がり取材に応じた際の様子も違和感バリバリだった。


 会談への意気込みに関する質問に対しては、いつものサナエ・スマイル全開で回答。

ところが、週刊文春が報じた「中傷動画」問題に質問が及ぶと、ガラリと変貌。目をかっぴらいて記者を直視し、時折、首をかしげたり、まばたきを繰り返したり──。落ち着かないしぐさを見せた後に「他候補を誹謗中傷する動画を作成することは一切ない」と答え、最後は満面のスマイルで「(韓国へ)行ってまいります」と言い、そそくさと立ち去っていた。


 この、不自然な“瞠目”について、SNSでは〈ウソをついているときの顔〉〈都合が悪くてとぼける時目を見開く〉と批判が続出している。


 いずれにせよ、いい加減なメディア対応は看過できない。国民の知る権利を軽んじるものだ。高市首相が敬愛してやまない安倍元首相も不遜な態度が目立ったが、少なくとも、メディア対応は高市首相よりマシだった。日刊ゲンダイの記者が安倍政権時の首相会見に参加した時のこと。終了間際に海外メディアの記者が「まだ手が挙がっている。答えてほしい」と声を張り上げるや、安倍元首相は戸惑いの表情を見せたが「いいですよ、どうぞ」と質問を受け入れていた。高市首相はそんなアドリブすら利かないのだから、安倍氏以下だろう。


 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。


「安倍元首相は国会で野党議員にヤジを飛ばすなど、態度は目に余りましたが、議員や記者とのタフな論争はいとわなかった。それに比べると高市首相は器が小さい。政治家に必須のディベート力を磨いてこなかったのでしょう。総務相時代には『質問しないで』とまで言い放っていたほどです。政治家にとって言葉は命ですが、自分の口でロクに説明できないなら、首相どころか議員にもふさわしくないでしょう」


 とりあえず、目をひんむくのはやめた方がいい。


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 高支持率をキープしてきた高市内閣だが、とうとう支持率が下がり始めている。関連記事【もっと読む】『とうとう下落に転じた高市内閣支持率…若者と女性の支持が「急落」した裏側』では、その理由など深掘りしている。


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