将棋の羽生善治九段が28日、東京・渋谷区の将棋会館で第67期王位戦挑戦者決定戦に臨み、伊藤匠二冠=叡王、王座=に敗れた。

 振り駒の結果、羽生の先手に。

持ち時間の残り、形勢とも互角の戦いが続く中、一時はリードを広げたが、悪手が出て終盤は一進一退の展開に。1分将棋になってから逆転を許した。終局間際には、天を仰いで苦しそうな表情を浮かべた。羽生は終局後に「何か手が来たら終わりだと思ったので、自信がなかった」とコメント。感想戦では検討外の好手を提示され「ええー」「そうなんですか」と何度も驚いた反応をしていた。

 この日の敗戦で、72期王将戦以来3年ぶりとなるタイトル挑戦はならず。通算タイトル獲得数100期を目指す戦いは持ち越しとなった。

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