タイ・エアアジア(FD)は2025年6月15日、札幌(新千歳)とチェンマイを結ぶ新路線(台北経由)の運航を開始した。同社が札幌に乗り入れるのは今回が初めてで、デイリー運航となる。


その他の写真:ウォーターサルート

 初便は、85%という好調な搭乗率でスタートを切った。新千歳空港では、到着機を歓迎するウォーターサルートも行われた。

 新千歳空港国際線出発ロビーでは、新路線の開設を記念した式典が開催された。式典には、北海道総合政策部航空港湾局の堤俊輔施設管理担当局長が参列し、「チェンマイと北海道は2013年に友好提携を結び、幅広い分野で交流を重ねてきた。今回の新千歳-台北-チェンマイ線の開設は、両地域の交流をさらに加速させるものと確信している」と述べ、路線の意義を強調した。

 また、北海道エアポート株式会社の唐橋健次郎常務取締役・営業開発本部長は、「今回の新規就航により、タイおよび台湾と北海道を結ぶネットワークが拡充され、お客様の利便性向上は北海道観光の促進にも大きく寄与するものと期待している」と、地域経済への波及効果に期待を寄せた。

 タイ・エアアジアのサンティスク・クロンチャイヤ最高経営責任者(CEO)は、「以遠権を活用した路線は、今後の成長が大いに期待されており、エアアジアが新たな市場に進出し、新たな顧客層にアプローチするための重要な戦略の一つだ」とコメント。続けて、「これまでの以遠権路線も好調に推移しており、今回の新路線は日本市場へのさらなる展開の好機と捉えている。チェンマイ発で台北を経由し札幌へ向かうこの路線は、タイと日本の旅行者により多くの選択肢を提供するものだ」と述べ、日本市場への意欲を示した。

 タイ・エアアジアが現在運航している以遠権を活用した日本路線は、 * 東京(成田)=高雄=バンコク(週7便)、 * 沖縄=台北=バンコク(週7便)、* 沖縄=香港=バンコク(週7便)、 * 【新規開設】 札幌(新千歳)=台北=チェンマイ(週7便)になった。
【編集:NH】
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