韓国・釜山の警察署に、日本から一つの国際小包が届いた。

その他の写真:イメージ

 昨年暮れ、日本人の夫婦が釜山を旅行していた際、道に迷ってしまった。
その時、釜山の派出所の警察官が助けてくれたおかげで、旅行は素晴らしい思い出になったという。

 夫婦は、今年の3月にもその警察官が勤務する派出所を訪れ、深く感謝の言葉を伝えた。本来なら、そこまでのお礼で十分ではないかと思われる。

 だが、帰国した夫婦は、重ねて感謝の言葉を綴った手紙と、日本のお菓子、そして助けてくれた警察官と撮った写真を小包にして送った。直接出向いた時にも手土産は持参していたはずだが、これほどまでに親切な気持ちに対して礼を尽くす姿勢は、まさに日本人の国民性と言えるのではないだろうか。

 手紙の中で、夫婦はその警察官の助けを「まるで北極星」と評している。人は山道や海で道に迷った時、北極星を探して正しい道を知る。この韓国人警察官の対応は、それほどまでに素晴らしいものだったと推測できる。もしかしたら、相手を「安心させるような日本語」が話せたのかもしれない。

 今の時代、警察官の制服を着ているからといって、見た目通りに信用してはいけないと言われる世知辛い世の中だ。日本の交番でも、移り変わりの激しい繁華街の道を尋ねても、「わかりませんね」と一言だけで終わることもある。

 小包は、派出所ではなく、それを統括する本部である警察署に届いた。
「より多くの警察官におやつを楽しんでもらいたい」そんな優しい気持ちが伝わってくる。

 「小さな親切が、こだまのように響いて戻ってきたよう。小さなことでもやりがいを大切にして最善を尽くしたい」と警察関係者は語っている。
【編集:fa】
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