フィリピンの秘境として知られるシキホール島。今回の旅の目的は、この島に古くから伝わるヒーリング文化に触れることだった。
合間には、DOT(観光省)公認ガイドとともに島内を巡り、シキホールの多彩な魅力をじっくり味わうことができた。

その他の写真:シキホール

 ダイナミックな絶景が広がる「サラドンビーチ(Salagdoong Beach)」
 最初に訪れたのは、島の東側・マリア地区にあるサラグドゥーンビーチ。白砂ではなく岩場と深い青の海が広がり、力強い景観が印象的だ。

 透明度の高い海ではシュノーケリングが楽しめ、名物の“クリフジャンプ”はアクティブ派に大人気。崖の上から海を覗くと、魚の群れが肉眼で見えるほどの透明度に思わず息をのんだ。

 穏やかな時間が流れる「パリトンビーチ(Paliton Beach)」
 続いて向かったのは、島の西側・サンフアンエリアにあるパリトンビーチ。白い砂浜とヤシの木が並ぶ、まさに南国らしい景色が広がる。

 遠浅で波が穏やかなため、初心者でも安心して泳げるほか、軽いシュノーケルにも最適。特にサンセットの美しさは格別で、静かに過ごしたい人にぴったりの癒しスポットだ。

 島の神秘を象徴する「バレテツリー(Balete Tree)」
 シキホールのパワースポットとして知られるバレテツリーは、圧倒的な存在感を放つ巨大なバニヤンツリー。樹齢数百年ともいわれ、根元には天然の湧き水が流れ、小魚によるフィッシュスパも体験できる。自然の神秘を間近に感じられる場所だ。


 大自然の迫力に浸る「カンブハイ滝(Cambugahay Falls)」
 次に訪れたカンブガハイ滝は、エメラルドグリーンの水面が美しい人気スポット。ロープスイングで滝壺に飛び込むアクティビティが名物で、自然の中で思いきりリフレッシュできる。

 滝までは150段ほどの階段を下って向かう。多くの観光客が水遊びやアクティビティを楽しんでおり、活気に満ちた雰囲気だった。

 ローカルの味わいに出会う「リベスパンデサル(Lilibeth’s Pan De Sal)」
 ローカル感あふれるLilibeth’s Pan De Salでは、昔ながらのパン作りを見学できる。ココナッツの樹液から作る発酵酒「トゥバ(ココナッツワイン)」を使って生地を発酵させ、薪窯で焼き上げるのが特徴。

 香ばしさと素朴な甘みがクセになる味で、島ならではの特別な一品。あまりに美味しく、できればもう一度買いたいと思うほどだった。

 高台でくつろぐ「ブカフェ(Bucafé)」
 少し高台にあるBucaféは、開放感あふれるロケーションが魅力のカフェ。テラス席からは緑豊かな景色が広がり、心地よい風が抜けていく。

 特に人気なのが、網状のハンモック席。写真映えスポットとして知られ、多くの旅行者が訪れている。
フードやドリンクも充実しており、観光の合間にゆっくり過ごすのに最適だ。

 絶景を望む山頂レストラン「トライアド(Larena Triad Coffee Shop)」
 旅の締めくくりに訪れたのは、ラレナ地区の高台にあるLarena Triad Coffee Shop。シキホール屈指のビュースポットとして知られ、テラスからは海と周囲の島々を一望できる。

 アドボやルンピア、シニガンなどのローカル料理を味わいながら、絶景とともにゆったりとした時間を過ごした。

 心がほどける、素朴で温かな島時間
 シキホール島での滞在は、美しい海、おいしい食事、そして人々の温かさに触れられる特別な時間だった。どこか素朴で穏やかな空気に包まれ、心からリラックスできる癒しの旅となった。

〇日本からシキホール島へは、成田・関空・中部など主要空港からマニラまたはセブへ飛び、国内線でドゥマゲテへ向かうのが一般的だ。2026年はマニラ経由が最も接続が安定し、同日中にドゥマゲテへ到達しやすい。到着後は市内港から高速船で約1時間。セブ経由は遅延が多く、最終便に間に合わないケースが目立つため、ドゥマゲテ泊のうえ翌朝の船便利用が現実的とされる。
【編集:「フィリピン盛り上げ隊」ヒロット大使・山口理津子】
編集部おすすめ