竹夫人(ちくふじん)は日本の俳句で夏の季語に使われる。もともとは細い竹で編んだ筒状の枕で、密閉しないため昼寝に向いていた。
おじいちゃんやおばあちゃんの家の押し入れに残っているかもしれない。ただし、近年はビニール製の廉価版が出回り、ビニールは熱を逃がさないため暑く感じる。ビニール版の普及が、竹夫人を日本から消えさせた一因かもしれない。

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 韓国では竹夫人をチュクブインと呼ぶ。今ではめったに見かけないらしいが、日本よりはまだ使われているようだ。戸を全開にして竹夫人に頭を預けて昼寝する──そんな暑さは近年では珍しい。戸を閉め、エアコンを強く効かせ、扇風機やサーキュレーターで風を回し、アイスノンや冷えピタを併用しても、なお暑さは残る。

 ノスタルジックな涼み方として、日本の行水に相当する習慣が韓国にもあった。日本の行水はかつて生理中で銭湯に行けない女性が用いたが、やがて男性にも広まった。韓国のそれは、日本の水をかける色っぽさとは異なり、上半身裸で四つん這いになり、背中に勢いよく水をかけてもらうという、どこかSM的な趣を帯びていた。庭や土間のない現代住宅では、韓流ドラマでしか見られなくなったという。

 近年の韓国は「整形天国」と称されるほど整形が一般化している。
肩の美容整形で直角に見える肩を作ることもあるらしい。若いうちにそうした整形を受けると、四十肩や五十肩の発症に影響はないのだろうかと疑問が湧く。

 だが、韓国には酷暑を乗り切る最終兵器がある。辛い食べ物だ。これは韓国ならではで、韓国人にしかかなわない。辛い料理にはノスタルジーではなく、現在進行形の力強さが息づいている。

【編集:fa】
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