関西弁に代表される方言。標準語とは異なり、その地方だけで使われる言葉のことです。

その地方の『らしさ』を表現できる一方、お互いが理解をしていないと「伝えたいことが伝わらない」なんて場合も…。

誤解をしてしまいそうな、ある方言を紹介したツイートが話題になっています。

差し入れをしたら、まさかの「迷惑だ」といわれ…

投稿したのは、青森の観光・イベント情報などを発信している、肝助のしじみちゃん本舗(@shijimi4438)さん。

ご近所付き合いなどで、よくみられる場面を例に、次のような方言を紹介しました。

津軽の人にアイスの差し入れを持っていくと、ごくふつうに「迷惑だ(めやぐだ)」といわれてしまいます。

ここでは、アイスを差し入れるシチュエーションで説明していますが、どんな差し入れの場合でも「迷惑だ」といわれるのだとか。

悪いことをした訳ではないのに、「迷惑だ」とは、いったいどういうことなのでしょう…。

実は津軽地方では、相手から厚意を受けた時など、感謝の気持ちを伝える場面で「迷惑だ」を用いることがあるのだそうです。

アイスを渡すと「迷惑だ」といわれ 難しすぎる津軽の方言に、戸惑う人続出!

※写真はイメージ

「相手に手間をかけさせてしまった」という気持ちから、「自分が迷惑をかけてしまった=迷惑だ」といういい回しになったとのこと。

そのため、標準語で感謝を伝える時に使う、「悪いね、申し訳ないね」などと似たような意味合いになります。

お礼をいわれると思っていたところに、「迷惑だ」といわれると戸惑ってしまいますよね。

このツイートに賛同するように、ネット上では、さまざまな地方の方言が寄せられていました。

石川県金沢市でも「気の毒な~」といわれて、困りました。

秋田県南部では、そのような時に「仕方ねえな」や「仕方ねえごど」といいます。こちらもほかの地方で使うと誤解を招きますね…。

・何か差し上げたりすると、「すまないねぇ」といってくれる高齢者の人がいますが、そんなニュアンスですかね。

感謝を表す言葉が、標準語と異なるのは、津軽地方だけに限らないようです。

青森県を訪れる時は、「迷惑だ」といわれても勘違いしないようにしてくださいね。

[文・構成/grape編集部]