映画『DOPPEL』が4月17日(金)よりシネマート新宿にて1週間限定上映される。

クラウドファンディングから始まり、全国30館で公開され話題となった『追想ジャーニー リエナクト』の谷健二監督の最新作。

主人公・光井昇を演じるのは、本作が映画初主演となる森崎大祐。2022年にK-POPボーイズグループでデビューし、現在は俳優として新たなフィールドに挑戦している。

本作は、演劇の世界を舞台に、俳優という仕事の裏側や葛藤、そして現実と虚構の境界を描いた心理ドラマ。役に入り込むことで揺らぐ"自分と役の境界"をテーマにした作品だ。

今回は森崎に、映画初主演の心境や共演者とのエピソード、そして俳優という仕事について語ってもらった。

■映画初主演への思い「うれしさと不安が同時にありました」

森崎大祐、初主演映画『DOPPEL』で感じた"役と自分の境界"。「どこまでが自分で、どこからが役なのか」

――本作はどのような物語ですか?

「映画『DOPPEL』は、俳優の裏側や心境、みなさまが普段ご覧になっている作品の"裏"にあたる部分を描いた作品です。たった一つの作品を作る中で、演出家と役者たちの苦難や葛藤が織り交ぜられていて、その過程の中で人間らしさが全面に出ている物語だと思います。

僕が演じる光井昇は、劇団白夜の舞台に感動して入団した新人俳優です。夢を持って入団した若手俳優が、初めて主演を任されて、前が見えなくなるほど悩みながらも必死に進んでいく。その一生懸命さと、だんだんと狂い出していく部分のコントラストが、この作品の見どころだと思います」

――映画初主演が決まったときの気持ちは?

「素直に、ただただうれしくて。にやけが止まりませんでした(笑)。でも同時に、このプロジェクトがうまくいかなくなってしまうんじゃないかという不安もありました。

共演者の方々が決まって、撮影日程が決まって、台本が配られていくうちに、少しずつ安心していったという感じでした」

■共演者との撮影エピソード

森崎大祐、初主演映画『DOPPEL』で感じた"役と自分の境界"。「どこまでが自分で、どこからが役なのか」

――共演者の皆さんとの撮影エピソードを教えてください。まずは橋本祥平さんについて

「最初に、橋本祥平さんとご一緒できると聞いたときは、同じ事務所の後輩として"ちゃんとしないと..."という不安がありました。

台本を読むときに、祥平さんが過去に出演されていた作品を何作も観て、勝手に自分の中で"橋本祥平像"を作り上げて現場に臨んだんです。

でも実際の現場では、僕が想像していた祥平さんとはいい意味で180度違うお芝居をされていて、改めてすごいなと思いました。待ち時間にも一緒に芝居を合わせてくださったり、"こうやってみよう""ああやってみよう"と一緒に演技を組み立ててくださったりして、本当にたくさん助けてもらいました。

あと、"パナイ!"ポイントなんですが(笑)。※劇中のあるシーンで登場するキーワードです。宮林の役に入ると、まったく橋本祥平さんに見えなくなるんです。カメラが回る前までは祥平さんなんですが、演技が始まると目の前には宮林陽介がいる。あの感覚は本当にゾワっとしました。

祥平さんが演技モードに入った瞬間は......パァァァナイ!です(笑)」

――日野友輔さんとの撮影はいかがでしたか?

「友輔は顔合わせのときからすごくフレンドリーに話しかけてくれて、ずっと仲良くなりたいと思っていました。僕が先に現場に入っていたので、"友輔はいつ来るんだろう"とソワソワしながら同じ撮影日を待っていたくらいです。

役への考え方も僕とは違っていて、面白くて柔軟で器用だなって思いました。監督からのリクエストに対して、一回で応えられる対応力や頭の回転の速さ、集中力は本当にすごくて。

"これは直感では勝てないな"と感じると同時に、真似したいと思う部分がたくさんありました。

撮影が終わったあとに友輔とご飯にも行ったんですが、話が楽しすぎて忘れられない日になりました。現場ではカリスマ性があってかっこいい友輔なんですが、プライベートでは仲のいい友達という感じで。顔合わせの頃と比べたら、500倍くらい好きになりました(笑)。また一緒に共演したいです」

森崎大祐、初主演映画『DOPPEL』で感じた"役と自分の境界"。「どこまでが自分で、どこからが役なのか」

――浅沼晋太郎さんとの共演について教えてください

「実は浅沼さんが出演されているTVアニメ『ダイヤのA』は、僕にとって癒しの作品なんです。

韓国でK-POPアイドルの練習生をしていたとき、すごくつらかった時期があって。そのとき唯一、つらいことを忘れられるお昼ご飯の時間に見ていたのが『ダイヤのA』でした。なので浅沼さんと共演できると聞いたときは、信じられなくて。"ファンとしてそれでいいのか?"みたいな自問自答をしました(笑)

『ヒプノシスマイク』の碧棺左馬刻役の印象もあったので、ちょっと怖い方なのかなと思っていたんですが、実際にお会いしたらびっくりするくらい優しくて。少しでも怖い人かもしれないと思っていた自分が恥ずかしくなりました。

撮影中、寺田という役を演じているときの浅沼さんは本当に怖いんですが、カットがかかると"本当はこんなんじゃないんだよ~"と優しく声をかけてくれて。楽屋でもいろいろ話しかけてくださって、すごく好きになりました」

■挫折しても止まらないこと

森崎大祐、初主演映画『DOPPEL』で感じた"役と自分の境界"。「どこまでが自分で、どこからが役なのか」

――新生活を迎える人へのメッセージをお願いします

「新生活を始める方は、思い描いていた通りにはいかないこともあるかもしれません。実は僕もそうでした。

韓国でK-POPアイドルとしてメジャーデビューしたとき、音楽番組にも出演できて、このまま未来に向かって進んでいくんだと思っていました。でもその道が突然途絶えてしまったことがあって...。物事って、プラスに進めるにはものすごい時間と努力が必要なのに、崩れるときは本当に一瞬なんだなと思いました。

でもそのとき僕が一番心がけたのは"止まらないこと"でした。挫折したときってどうしても立ち止まってしまいますが、そこで止まってしまうと"自分は失敗したんだ"と思ってしまう。

でも対策を立てて試行錯誤して、何度でもやり直していけば、いつか生きてくると思います」

■僕にとってかけがえのない初主演作品

森崎大祐、初主演映画『DOPPEL』で感じた"役と自分の境界"。「どこまでが自分で、どこからが役なのか」

――最後に映画を楽しみにしている方へメッセージをお願いします

「映画『DOPPEL』は、夢を持った役者と、その周りで支える先輩や演出家の優しさなど、人間の温かさがたくさん描かれている作品です。

ヒヤヒヤする展開もありますが、その過程にもとても人間味があります。特に"パナイ!"は絶対に注目してほしいです(笑)。僕にとってこの作品は、かけがえのない初主演作品です。ぜひ劇場でご覧ください」

森崎大祐、初主演映画『DOPPEL』で感じた"役と自分の境界"。「どこまでが自分で、どこからが役なのか」

文=HOMINIS編集部

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作品情報

映画『DOPPEL』
公開:2026年4月17日(金)~23日(木)シネマート新宿にて1週間限定上映
出演:森崎大祐、橋本祥平、日野友輔、長谷川太郎、浅沼晋太郎 ほか
監督:谷健二

映画『DOPPEL』3日間連続舞台挨拶決定!
2026年4月21日(火):森崎大祐、橋本祥平、谷健二(監督)
2026年4月22日(水):森崎大祐、日野友輔、谷健二(監督)
2026年4月23日(木):森崎大祐、谷健二(監督)

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