世界に挑み続けるJO1が、Apple TV+のリアリティ番組「KPOPPED」で、世界的スター・KESHA、Eveとの夢のコラボステージに挑んだ。

JO1が2チームに分かれて行われたステージ対決や異文化交流の舞台裏、さらに10月22日(水)にリリースする10TH SINGLE『Handz In My Pocket』、秦基博が書き下ろした「ひらく」制作秘話まで、河野純喜と與那城奨が語る。

海外アーティストとの真剣勝負で得た自信や新しい発見、そしてファンに届けたいメッセージとは...。

JO1、Apple TV+「KPOPPED」で世界に挑戦!與那城奨&河野純喜が語るコラボの舞台裏と新曲へ手応え
写真左から、與那城奨、河野純喜
写真左から、與那城奨、河野純喜

ⒸLAPONE ENTERTAINMENT

――「K-POPPED」出演が決まった時の率直なお気持ちは?

與那城「出演を知ったのは去年の9月か10月頃だったと思います。最初に聞いた時は、規模が大きすぎて驚きました。海外のアーティストの方とコラボすると話をいただいた時に、"そんな機会、いいんですか?"って。しかもKESHAさんとEveさんだと知った時は"マジっすか"ってなりましたね」

河野「今年の頭にかけてワールドツアーをやったり、海外にJO1の音楽を広めたいという活動をしてきた中で、この企画が1つのトリガーになればいいなと思いました。撮影は去年の11月くらいの時期で、2チームに分かれて、本当に楽しい撮影をしてきました」

――EveさんとKESHAさんと実際にお会いしての感想は?印象など教えてください

與那城「もともと有名なあの曲の方だぞ!というイメージで、しかもそんな有名な曲でコラボさせていただくということで、プレッシャーはありました。さらに全英語詞を歌わないといけないという緊張もあったんですけど、とにかく対戦相手に負けたくなかったので、俺らの出来ることを全力でやろうと思いました」

河野「KESHAさんは登場からすごい服を着ていて、トゲトゲがついていて(笑)。本当に存在感がすごく大きな方で、住む世界が違うというか...。僕らが合わせていかないとなという雰囲気がありました。ステージ作りも『合わせないと合わせないと』と思っていたんですけど、めちゃくちゃ練習熱心で、スタジオにかなり早めに入って練習していて、『こんな動きのダンスやったことない』と言いながら何度も確認して、すごく聞いてきてくれる。割とマメなKESHAさん(笑)」

與那城「最初はトゲトゲの印象だったけど、蓋を開けたらめっちゃ真面目やん!ってね」

JO1、Apple TV+「KPOPPED」で世界に挑戦!與那城奨&河野純喜が語るコラボの舞台裏と新曲へ手応え

画像提供 Apple TV+

――コミュニケーションは取れましたか?

河野「KPOPPEDの番組企画でKESHAさんと一緒に高いビルの橋を渡ることがあって、それで絆が生まれましたね。連絡先を交換して、『曲を一緒に作ろうよ』って話したりしました」

――ステージ制作で工夫した点やJO1のステージ作りとの違いは?

河野「EveさんもKESHAさんもK-POPダンスの経験はなかったのですが、互いの良さを活かしてステージを作ろうという話になりました。

僕はKESHAさんのチームで、彼女の存在感や自由な雰囲気を前面に出しつつ、僕たちの動きとの統一感も大切にしました。ディスカッションを重ねて"いいとこ取り"で仕上げていきました」

與那城「僕はEveさんとチームを組んだのですが、ダンスを見せたときに『こんなに踊れない』と言われて(笑)。そこでコミュニケーションを交わして、僕らがダンスを主に担当し、Eveさんは歌やラップで魅せる構成にしたんです。僕らはその魅力を120%引き立てるように意識し、自分たちも歌う時にはEveさんに負けない気持ちで臨んだので、パッションの強いチームになったと思います」

JO1、Apple TV+「KPOPPED」で世界に挑戦!與那城奨&河野純喜が語るコラボの舞台裏と新曲へ手応え

画像提供 Apple TV+

――海外アーティストと共演して学んだことは?

與那城「Eveさんはやっぱりラップがめちゃくちゃ上手い。次元が違うというか、長年音楽をやってきたからこそのアレンジがすごいんです。リハーサルでも本気で歌いますし、自分の歌い方をちゃんと聞いて、その場でアレンジしていくのがカッコ良いなって。Eveさんの声を聴いていると、自分の振りを忘れそうになるくらい聴き入ってしまいました」

河野「KESHAさんの存在感は圧倒的でした。本番で間違えても、そこに立っているKESHAさんが正解になる。自分で正解を作り出していくというか...。振り付けはもちろん練習したんですけど、本番はどうなっても正解にしてしまう、その存在感が本当にすごいなと思いました」

――Eveさん、KESHAさんとのコラボレーションや、今回2グループに分かれてのバトルを経て、新しく発見したご自身やメンバーの強み、魅力などはありましたか?

與那城「ステージに立つ前に、まずはみんなで高い場所に行って景色を楽しんだり、韓国の街中を歩きながらカフェに立ち寄ったり、似顔絵を描いてもらったりと、"街ぶら"のようなことをしていました。(川西)拓実と一緒に行動していたときには、カバンをアレンジできるショップに寄って、Eveさんが『娘に買ってあげたい』と言っていて盛り上がりました。サッカー好きの拓実が普段からよくやっているロナウドのゴールポーズをしたら、Eveさんがすごく気に入って『君、面白いね!』と言ってくれたり。

言葉が100%通じなくても、一緒に楽しむ気持ちや一生懸命さが伝わって、ちゃんとコミュニケーションになるんだと実感しました。楽しむことや積極的に向かっていく姿勢が僕らの強みだと感じました」

河野「僕は『Love seeker』の最後に高音パートを担当しているんですけど、リハで思いきり歌ったらKESHAさんとEveさんがものすごく驚いて、『オーマイガー!』って(笑)。自分でも『俺、世界にいけるぞ!』って自信になりましたし、その反応で逆に自信をもらいました。メンバーも『もっといけ!』って盛り上げてくれて、本当に励みになりました」

JO1、Apple TV+「KPOPPED」で世界に挑戦!與那城奨&河野純喜が語るコラボの舞台裏と新曲へ手応え

画像提供 Apple TV+

――普段は一丸となって活動していますが、今回「KPOPPED」では、JO1が2チームに分かれて"ソングバトル"するということですね。いざメンバーが"対戦相手"となった時に、新しく発見した一面や強みはありましたか?

與那城「ありましたね。まず曲調のテーマがまったく違っていて、KESHAチームは赤っぽいというか、燃えたぎるような熱さ。一方でEveチームは黒や青のようなシックでかっこいい雰囲気でした。真逆のパフォーマンスだけどそれをちゃんと表現しているそれぞれのチームを見て『JO1ってすごいな』と改めて思いました。ジャンルが違っても全力で取り組めば、コラボ相手とも共鳴できるし、普段同じステージに立っているからこそ客観的に見て『かっこいいな』と感じました」

河野「僕も『負けたくない』という一心でKESHAチームとして臨みました。でもEveチームはEveさんのフリースタイルな雰囲気に影響されて、メンバーがそれぞれ個性を存分に出していて。個人パートがどれもかっこよくて、ダンスもヒップホップ調で普段のJO1にない雰囲気があり、とにかくめちゃくちゃかっこよかったです」

――お互いに「もう絶対に勝った」と自信を持てるようなステージになったと思いましたか?

河野「本当にあのときは...。コメントでは強気に『マジで勝ったよ』『負けるわけないじゃん』なんて言っていましたけど、実際にはEveチームのステージが本当にかっこよくて、思いきり食らいましたね」

與那城「確かに。

KESHAもめちゃくちゃ踊っていましたからね。KESHAすごかったです」

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画像提供 Apple TV+

――今回の経験は、これまでの活動の中でも特に貴重なものになったと思います。大きな機会を経て日本に戻ってきてから、何か変化を感じたことはありますか?

與那城「やっぱり自信がつきましたね。コラボをさせていただいたことで、僕ら自身も大きく成長できたと思います。収録から放送まで少し時間が空きましたが、その間にもワールドツアーや海外でのお仕事をたくさんさせてていただいています。そのうえでKESHAさんやEveさんとコラボした経験は、自分たちの糧になっていますね。特に純喜の高音パートが世界にも響くんだという確信を持てたことは、大きな自信になりました」

河野「JO1のスタイルで音楽を続けてきましたが、今回KESHAさんやEveさんと一緒にやることで新しいエッセンスが加わったと感じました。"こういう歌い方もあるんだ""こういう表現もできるんだ"とシンプルに学ぶことができて、もっと自由にライブを作っていこうと思えるようになりました。KESHAさんの表現もすごく刺激的で、これまでやったことのなかった表現に触れられたのも収穫です。今後のステージでも『もっとライブを進化させたい』とよりいっそう考えるようになりましたし、単にパフォーマンスをするだけでなく『何か新しいことができないか』と常に模索するようになりました」

――この「KPOPPED」でのコラボレーションを通して、ファンの皆さんに一番伝えたいメッセージや、JO1の魅力はどのようなところだと思いますか?

與那城「今回、初めて"パフォーマンス"という形で海外のアーティストとコラボさせてもらいました。これまでもR3HABとの楽曲コラボはありましたが、 こういう形で一緒にパフォーマンスするというのは、なかなか経験できないことです。だからこそ、JO1の良さや新しい一面をファンの皆さんに見てもらえたら嬉しいです。

しかも今回はメンバーも英語で歌っているので、その部分も楽しみにしてもらえたらと思います」

河野「JO1は勝負ごとになると本当にムキになるグループです。パフォーマンスに関しては『絶対に負けたくない』という気持ちで臨みました。そこにKESHAさんやEveさんが加わったことで、最高のコラボレーションになったと思います。とにかく楽しいステージになっているので、ぜひ観ていただきたいです」

JO1、Apple TV+「KPOPPED」で世界に挑戦!與那城奨&河野純喜が語るコラボの舞台裏と新曲へ手応え

画像提供 Apple TV+

――この番組には、Billlieさん、ITZYさん、Kep1erさん、ATEEZさん、KISS OF LIFEさんなども出演されていますが、個人的に気になるアーティストはいますか?

與那城「僕はATEEZさんですね。今回Apple TV+でコラボすると聞いたときには、まだ他の出演アーティストさんがどなたがいるのかは知らなかったんです。でも予告を見て錚々たる方たちがたくさん出られていて、とても驚きました。ATEEZさんは元々好きでしたし、MVの世界観も強かったり、少し"狂気"を感じるような部分も含めてとても魅力的で、歌もラップもできるし、パフォーマンス力も高い。そのATEEZさんが今回どうコラボを消化しているのか気になります」

河野「PSYさんもホストとして出演されていますよね。そこも注目です」

――與那城さんは、JO1のリーダーとして今回『K-POPPED』に挑戦したことをどう捉えましたか?

與那城「海外のアーティストとコラボすること自体が挑戦でしたし、下手なものは見せられないというプレッシャーも大きかったです。言語も違うのでどう伝えるかなど考えることも多くて、正直達成感と同じくらい緊張もありました。ただその環境に置かれたことで、メンバーが潜在能力を発揮する場面がたくさんあったと思います。今までやったことのない表現に挑戦できたし、厳しい環境だったからこそ新しい一面を見ることができました。

大きな力になった挑戦だったと感じています」

――挑戦にあたって、事前に準備されたことはありましたか?

與那城「実は最初は通訳の方がいると聞いていたんです。でもいざ本番が始まったらいなくて(笑)。正直焦りましたが、そこからは自分たちで必死にコミュニケーションを取りました。全部を理解できたわけではなかったですが、カメラが回った瞬間に『通訳なし』でやることになって。まさに挑戦そのものでしたね」

――河野さんは、KESHAさんとのコラボレーションで、アメリカンポップスならではのリズムや構造が取り入れられていたと思いますが、新しい発見や挑戦はありましたか?

河野「そうですね。KESHAさんの楽曲は女性的な要素が強くて、振り付けにもエレガントな動きを入れるのが基本でした。僕らの『JOYRIDE』という曲のテーマとも重なる部分があり、"強い女性像"を意識しながら、歩き方や仕草も普段とは違う雰囲気で取り組みました」

――KESHAさんのライブは自由さや圧倒的な迫力が魅力ですが、その自由さとJO1の持ち味を掛け合わせる際に工夫した点は?

河野「ステージ全体をジェットコースターのようにしたかったんです。最初はKESHAさんを隠しておいて、途中で"花が開く"ように登場していただく。その後は僕たちの激しいサウンドと5人での迫力あるダンス、最後にKESHAさんと6人で揃うという流れを作りました。強弱をつけて展開を考えたことで、よりドラマチックなステージになったと思います」

JO1、Apple TV+「KPOPPED」で世界に挑戦!與那城奨&河野純喜が語るコラボの舞台裏と新曲へ手応え

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――10月22日(水)にリリースされる10THシングルについてもお伺いします。収録されている楽曲「ひらく」は秦 基博さん書き下ろしで、映画の主題歌でもあります。受け取った時の印象は?

與那城「デモを初めて聴いた時は全員で一緒にいたんですけど、本当に感動しました。

しかも秦さんが歌ってくださっていたので『完成してる!』って思いましたし、すごいなってなりました。まめ(豆原一成)の映画の主題歌ですし、これはJO1にとって大事な曲になると感じたのを覚えています。音数が少なく小手先では歌えない曲だからこそ、みんなでしっかり歌っていこうと思いました」

河野「僕もデモを聴いてめちゃくちゃ嬉しかったです。秦さんの歌声だけで正直作品として完成していたからこそ、11人でこの曲を歌う意味を考えながら、僕たちなりのいい曲にしないとって。映画があってのこの曲なので、その繋がりや言葉の意味を考えながら歌いました」

――記念すべき10枚目のシングルですが、幅広い音楽のジャンルを横断する1枚になっているとお聞きしました。制作で挑戦的だったポイントや新しい発見は?

與那城「タイトル曲の『Handz In My Pocket』は、メンバーで意見を出し合ってデモの中から選曲しました。振付もコレオグラファーの方々に自分達も意見を出させてもらって作り上げた1曲。今までJO1がやらなかったジャンルを、あえてタイトル曲に持ってきました。中毒性のあるサビやダンスを意識した楽曲になっています」

河野「他の収録曲だと、僕は『Rush』がすごく好きなんです。盛り上がるし、激しいJO1の強さを表した曲。とにかくかっこいいので早くライブでやりたいですね。ありがたいことに毎度のことながら、今回のシングルも全部好きですね」

文=HOMINIS編集部

作品情報

Apple TV+「KPOPPED」
出演:JO1、KESHA、Eve 他
2025年8月29日Apple TV+にて、全8エピソード配信開始

10thシングル「Handz In My Pocket」
2025年10月22日(水)リリース

Apple Music『これ聴いてます』
Apple Musicで配信中の、アーティストが自分のライブラリの中から実際に聴いている音楽をピックアップして紹介するラジオ番組『これ聴いてます』に、JO1の豆原一成さんが出演。KPOPPEDにまつわる楽曲について語っています。
2025年8月29日より配信中!
http://apple.co/ListeningTo

JO1、Apple TV+「KPOPPED」で世界に挑戦!與那城奨&河野純喜が語るコラボの舞台裏と新曲へ手応え

画像提供 Apple Music

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