
メルセデス・ベンツの中核たる「Eクラス」が大幅刷新され、プレミアムカーの王道をひたすらに突き進んでいる。
現行モデルは2016年に発売された10代目。今回の刷新はクーペ/カブリオレを除く、セダン/ステーションワゴン/オールテレインが対象となっている。
新型Eクラスでは、メルセデスの新世代ステアリングホイールを初採用。操作系の見直しとともに静電容量式センサーを備えたグリップを備え、ACCやハンズオフ機能の使い勝手を向上させている。

デザイン的には、メルセデスAMGや「スポーツ」の各モデルでは、3本のツインスポークによって近未来的なスポーティさを演出。「E450 4MATIC エクスクルーシブ」では、ブラックアウトされたスポークによって、シックさを際立たせている。

対話型インフォテインメントシステム「MBUX」も、いよいよ搭載された。12.3インチの大型ワイドスクリーンを2枚並べたインテリアはスマートかつ未来的で、タッチパッドやボイスコントロールによる操作性も秀逸だ。

また、日本で発売される乗用車として初めて、AR(=拡張現実)ナビゲーションを採用。目の前に広がる景色とナビ画面をシンクロさせることで、ドライバーがより直感的に判断できる仕様としている。

エクステリアは、ドライバーズカーとしての高い資質を強調するデザインへと刷新。ヘッドライトは薄くシャープになり、フロントグリルもロー&ワイドな末広がりの台形に。バンパー左右のツインフィンやクローム仕上げのダイヤモンドグリルなども、精悍さを際立たせている。