サーキットにおいて0.01秒でも速く走ることを目的としたレーシングポルシェ、新型「911 GT3カップ」の購入申し込みが始まった。価格は3,465万円で、購入者はPCCJ(ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン)の2022年シーズンへのフル参戦が義務付けられている。

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多くの人にとって敷居が高すぎるモデルだが、ポルシェの真髄をもっとも濃密に体現しているモデルとして注目に値するだろう。

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現行911(タイプ992)をベースとした新型911 GT3カップは、ターボ仕様のワイドボディを備えたワンメイクカップ用マシンとなる。

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目を見張るようなアグレッシブな外観は、空力やハンドリング性能を追求した結果だ。前後アクスルのワイド化や空気の流れを操るフロントフード、11段階で調整できるスワンネック型のリヤウイングなど、それら全てが速さにつながる。

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ボディの軽量化も特筆もので、スチール:アルミニウムの比率は先代では70:30だったが、今回はその比率が入れ替わり、スチール:アルミニウム=30:70になっているという。

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また、すべてのウィンドウは軽量ポリカーボネート製で、傷のつきにくいハードコートグレージングが施されている。ルーフには、取り外し可能なエスケープハッチが備わる。

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パワートレーンは、4.0リッターの水平対向6気筒・自然吸気エンジンに、より素早い変速を可能とするドッグクラッチ式の6速シーケンシャルギアボックスが組み合わされ、ステアリングにはパドルシフトが備わる。

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最高出力は510ps/8,400rpm、最大トルクは470Nm/6,150rpmを発生。強大なパワーを発揮する一方、合成燃料の使用が可能なため、レース条件下でのCO2排出量を大幅に削減しているという。

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レーシーな空気が充満するコックピットでは、カーボンファイバー製のステアリングホイールをはじめ、角度に加えて2段階の高さ調整ができるレーシングシート、ピットを守るエンジニアと情報を共有できる10.3インチのカラーモニターなどが採用されている。

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また、10個の大型スイッチを備えたラバースイッチパネル(RSP)では、照明や換気、ドライ⇔ウェットタイヤに合わせたセッティング変更、ブレーキバランスの調整などを操作することができる。

(zlatan)

画像元:ポルシェジャパン

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