ここ数年、従来までの概念やイメージに囚われることなく、新たなチャレンジを続けているプレミアムブランドといえば、「メルセデス・ベンツ」の名が筆頭に挙げられるだろう。
そんなメルセデスが今度は羽田空港にカフェラウンジ兼ショールームの「Mercedes me Tokyo HANEDA」をオープンし、旅する人々に向けたブランド発信を始める。
オープン前日の7月21日には、AMGスポーツモデルの第一弾「C 450 AMG 4MATIC」がこの新スポットで初披露された。
AMGスポーツモデルとは、Mercedes-AMGが専用開発したV6ツインターボと、パフォーマンス志向の4WDシステム「AMG 4MATIC」を備えた新しいコンセプトのこと。

その第一弾となる「C 450 AMG 4MATIC(セダン/ステーションワゴン)」は、標準のCクラスと最強のCクラス「メルセデスAMG C63」のギャップを埋めるモデルでもある。

絶対的なオーラやスペックは「C63」に譲るものの、十二分にスポーティかつエモーショナルな見た目は、卓越したパフォーマンスを強く予感させる。

実際、専用チューンのV6ツインターボは最高出力367ps/最大トルク520Nmを放ち、0-100km/h加速はセダンが4.9秒、ステーションワゴンが5.0秒を実現している。ひとたびアクセルを踏み込めば、背中がシートバックに押し付けられる獰猛な加速を味わうことができる。

FRを採用する「C63」に対してのアドバンテージは、Cクラス初となる「AMG 4MATIC」の採用だ。4輪が路面を鷲づかみするような安定感は、当然ながらC63以上である。また、駆動力の変動によるステア特性の変化が少ないため、直線でもコーナーでも正確なライントレース性を発揮する。

見逃せない…、いや聞き逃せないのが、モータースポーツを想起させるAMGサウンドだ。軽量かつ低背圧タイプの「AMGスポーツエグゾーストシステム」の採用により、とくに「S+モード」では官能的なV6サウンドに心ゆくまで酔いしれることができる。
価格は「C 450 AMG 4MATIC」が863万円、「C 450 AMG 4MATIC ステーションワゴン」が943万円。
(zlatan)
写真:メルセデス・ベンツ日本









