スクウェア・エニックスはスマートフォンアプリ『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』が、消費者庁から景品表示法に基づく措置命令を受けたことを告知しました。

本件の対象となったのは、2020年11月14日に開催された「1st Anniversaryキャンペーン」に伴うアップデート時に、新規実装された一部の10連召喚。
これらのガチャは、「召喚は1回ごとに、その提供割合にもとづいて抽選を行います」といった説明がなされていました。

しかし実際は1枠ごとの抽選は行われておらず、「提供割合に基づいてランダムに配列した2つのリストを作成し、どちらかを引くか抽選」したのち、「上記リストの並び順で連続する10体が提供され、次の消費者は前の消費者の結果の続きから提供」という抽選が行われていました。結果として、提供される10枠分のアイテムの組み合わせが相当限られるという事態に繋がっていたとしています。

本件について同社は、人的ミスによる不具合と説明。問題のガチャは不具合発覚後に停止され、のちに修正となりました。また、同社は期間中に対象の召喚を行なったユーザーに、使用したゲーム内アイテムを同数配布する等の対応を行なっています。
(当時の対応:https://players.wotvffbe.com/661/)

しかし消費者庁は本件について、「1枠ごとにリストの提供割合に従って抽選が行われるかのように示すものであるところ、対象の召喚のうち一部において、実際のものよりも著しく優良であるとユーザーに誤認される表示であり、景品表示法に違反する」と指摘。同社もチェック機能の見直し及びその管理の強化を図り、再発防止に努めるとしています。

またお詫びとして、全ユーザーに「無償幻導石 2,000個」の配布が行われます。

詳細は、公式サイトをご確認ください。

FFBE幻影戦争」プロデューサーレター #19 (2021年6月末):https://players.wotvffbe.com/1322/