その可愛らしい見た目から絶大な人気を誇る「メタモン」ですが、その代名詞といえば、やはり「へんしん」。作品によってはポケモンだけでなく、物や人にも変身し、周囲を驚かせていました。


一方、実はメタモンのほかに幻のポケモン「ミュウ」が「へんしん」を覚えることで有名です。というよりも、メタモンとミュウ以外のポケモンは基本的に習得することができません。そんな共通点から、2匹の間に驚きの仮説が浮上しているようです。

メタモンとミュウの意外な共通点
ミュウの分類は「しんしゅポケモン」で、最初に「フジ博士」なる人物によって発見されました。ミュウの遺伝子には全てのポケモンの情報が含まれているらしく、そのことから全てのポケモンの先祖だと考えられています。

つまり、ミュウの「へんしん」はその遺伝子を生かした芸当なのでしょう。一方のメタモンですが、ゲーム内の説明によると、「体の細胞の作りを自分で組み替えて、ほかの生命体に変身する」のだそう。

一見、2匹は別々の個性を生かして「へんしん」しているように思えます。しかし、「へんしん」の効果にこれといって差異が無いことを考えると、同じメカニズムで変身しているということになるのではないでしょうか。加えて、「へんしん」がメタモンとミュウしか覚えられないことを考えると、やはり2匹は似た性質を持っているのかも…。

メタモンはミュウの研究過程で生まれた?
さらに、『ポケットモンスター 赤・緑』及び『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』におけるメタモンの生息地も、ミュウに関係している様子。同作にてメタモンは、「ポケモンやしき」と「ハナダのどうくつ」にのみ出現します。


「ポケモンやしき」はフジ博士がミュウの研究を行っていた場所だとされており、同地で見つかる日誌には、ミュウの発見や研究の過程が綴られていました。また、ここは「ミュウツー」が誕生した場所でもあるようです。

ミュウツーはミュウの遺伝子から創られたポケモンと言われているので、フジ博士の行っていた研究は遺伝子にまつわるものである可能性が高いですね。そんな場所に住み着いている、ミュウと似た性質を持つメタモン。つまり、メタモンはミュウの遺伝子を研究している過程で生み出されたポケモンなのではないでしょうか。

ちなみに、メタモンとミュウには共通点がもう一つあります。それは、2匹の色違いのカラーリングが同じだということ。ここまで来ると、偶然という言葉で済ませるのは難しくなってきますね。

このような仮説が存在するのも、ポケモンが老若男女に愛される理由のひとつなのかもしれません。みなさんも、普段とは違った視点でポケモンをプレイしてみてはいかがでしょうか?
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