プロボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(39)が18日、SNSを更新し、6月6日に愛知県国際展示場で予定している自身が手がける興行「SAIKOULUSH 8」について「間違いなく開催しますと言い切れない現状です。残された時間の中で迅速に協議を進め、愛知大会の開催可否を含めた今後の方針につきまして、改めて皆様に発表させていただきます」と報告した。

 同興行のメインイベントでは、IBF世界フライ級王者・矢吹正道(33)=緑=が同級3位レネ・カリスト(31)=メキシコ=との2度目の防衛戦に臨む予定。また、ルイス・ネリ(31)=メキシコ=とジョンリエル・カシメロ(37)=フィリピン=との注目の“悪童”対決なども予定されている。

 亀田氏がファウンダーを務める「SAIKOULUSH」は17日、キルギスで23、24日に開催予定だった興行の中止を発表。24日の興行では、WBA世界フェザー級5位・亀田京之介(27)=MR=とWBA世界スーパーフライ級6位・佐野遥渉(23)=LUSH=が、それぞれWBA暫定王座戦(日本未公認)に出場予定だった。主催者側は「昨今の急激な経済情勢の変化や、現地における興行・設営コストの想定以上の高騰により、当初の事業計画を維持することが極めて困難な状況となりました」と説明していた。

 亀田氏のキルギス大会開催中止と6月6日の興行に関する声明は以下の通り。

 「SAIKOULUSH キルギス大会開催中止、および今後の興行に関するご報告

 この度、先般のご報告の通り、開催に向けて準備を進めてまいりました「SAIKOULUSH キルギス大会」につきまして、やむを得ず開催を中止する決断を下しました。本大会を楽しみに待ってくださっていたボクシングファンの皆様、多大なるご支援をいただいておりますスポンサーおよび関係者の皆様に、心より深くお詫び申し上げます。

 改めて、現在のSAIKOULUSHの運営体制と、今回中止に至った経緯につきまして、ファウンダーの立場からご説明させていただきます。

 2024年8月に「3150FIGHT」と「LUSHBOMU」は合体し、「3150×LUSHBOMU」(現在のSAIKOULUSH)として新たなスタートを切りました。音楽やグルメを取り入れたエンターテインメント色の強い興行で新たなファン層を開拓してきたLUSH側と、新しいマッチングの形を切り拓き世界戦も実現してきた3150FIGHT。既存の枠組みにとらわれず、さらなる高みを目指す両者が互いの強みを補完し合うための提携でした。

 この提携において、オーナーである株式会社LUSHが興行にかかる資金面の管理と大会の全体運営を担い、ボクシング業界でのネットワークを持つ我々がマッチメイクなどのボクシング業務を担うという明確な役割分担のもと、これまで10回の興行(世界戦は7試合)を共に開催してまいりました。しかしながら、お互いの得意分野を活かして最高の舞台を創り上げるはずが、このような結果を招いてしまったこと、悔恨の念に駆られるばかりです。

 今回出場を予定していた選手たちに対しては、これまでの努力が報われるよう、新たな舞台を早急に用意すべく全力で調整を進めております。

 さらに、6月6日に予定しております愛知大会につきましてもご報告いたします。キルギス大会が中止となった現状を受け、今後の興行をSAIKOULUSHとして安全かつ確実に開催できる状態にあるのか、現在LUSH側と急ぎ協議を行っております。

 楽しみにしてくださっているファンの方々や日々研鑽を重ねる選手たちに対し、今この場で「間違いなく開催します」と言い切れない現状が、ファウンダーとして非常に心苦しいです。現状は決して楽観視できる状況ではございませんが、残された時間の中で迅速に協議を進め、愛知大会の開催可否を含めた今後の方針につきまして、改めて皆様に発表させていただきます。

 全ての関係する皆様には、重ねて多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。

2026年5月18日

SAIKOULUSH ファウンダー

亀田興毅」

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