マーケティングリサーチなどを行うSkyfallは2024年8月9日、社会人1~2年目の正社員(20~50歳)の男女を対象に、「就活・就職・離職」に関するアンケート調査の結果を発表した。
「ギャップを感じたことがある」は54.4%調査では、就職活動時の理想の職場について聞いた。
同社の分析では、
「理想の職場には、人間関係や休暇取得などの働きやすさが重要で、実力主義や裁量の大きさを重視している人は少ないことが読み取れます」
としている。
続いて、マイナスなギャップの有無を質問。初めて入った企業の入社後にどれくらいマイナスなギャップを感じたかをデータにすると、全体では、「転職を考えるほど大きなギャップを感じた」が16.0%、「転職を考えるほどではないがギャップを感じた」が38.4%、合わせると54.4%で「ギャップを感じたことはない」の45.6%より多くを占めた。
社会人一年目よりも社会人2年目の方が、マイナスなギャップを感じることが多いらしく、「転職を考えるほど大きなギャップを感じた」が20.4%、「転職を考えるほどではないがギャップを感じた」が40.0%となり、全体の平均を上回った。
転職経験のない社会人2年目が感じた「会社の悪い点」1位は「給与が低い」また、転職経験のある社会人2年目の正社員(20~25歳)と、転職経験のない社会人2年目の正社員(20~25歳)を対象に「初めて入社した企業について、悪かった点」を聞いた。
転職経験がない人では、「給与が低い」が38.1%、「在宅勤務ができない/頻度が少ない」が23.3%、「長時間労働・残業対策が行われていない」が21.2%となった。
さらに、転職経験のある2年目の正社員では、最多は同じく「給与が低い」で42.9%、「人間関係が円滑ではない」が31.7%、「上司に相談しづらい」も同率で31.7%だった。
調査元は、
「転職経験のある社会人2年目(早期離職者)と同じ会社に勤務し続けている社会人2年目を比較して早期離職者の特徴を分析したところ、『上司に相談しづらい』と『人間関係が円滑ではない』が最も多く、転職経験のない2年目と転職経験のある2年目の差分は17.4pt、続いて『休暇取得がしづらい環境である』が15.9pt、『若手の意見が通りづらい』が13.9pt、『スキルを習得できる環境がない』が10.5ptとなりました」
と分析している。
なお、この調査は2024年6月14日~17日に、LINE Research Platformを活用したスマートフォン調査を利用して、全国の社会人1~2年目(20~25歳)の会社員(正社員)男女1000サンプルの有効回答を集めた。