三浦春馬さんと竹内結子さんが亡くなったことは、制作サイドにも衝撃が強すぎました。劇場版『コンディデンスマンJP』第3弾はもともと、来年3月から撮影スタートする予定でした。

しかし実は今、暗雲が立ち込めているんです……」(テレビ局関係者)

『コンフィデンスマンJP』は長澤まさみ(33)演じる詐欺師のダー子、東出昌大(32)演じるボクちゃん、小日向文世(66)演じるリチャードが奇想天外な詐欺計画で欲望にまみれた人々から大金をだまし取る痛快コメディー。

月9での連続ドラマや映画版第1弾『ロマンス編』を経て、第2弾となる『プリンセス編』が新型コロナウィルスで延期されながらも無事公開。興行収入は前作を上回る勢いだ。しかし映画版の登場人物でキーパーソンだった三浦春馬さん(享年30)や竹内結子さん(享年40)の相次ぐ逝去により、第3弾の撮影が難航中だという。

フジテレビは長く続くシリーズ作品にするため、三浦さんと竹内さん2人のキャラを立てていました。しかし結果的に、次回作の制作においては裏目に出てしまったかたちです。

すでにメインキャストのスケジュールは来年3月から4月にかけて押さえているのですが、年内には台本さえ上がらない可能性が高いです。撮影開始までに間に合うのかどうか、スタッフもやきもきしていますよ……」(芸能関係者)

制作サイドの不安はもちろんだが、出演者の不安も募っているようだ。主演の長澤も「今年は予定通りに事が進まず、不安になったり先の見えない時間が孤独と言いようの無い葛藤を生んだように思います」とのコメントを出している。

「新型コロナウィルス第3波の影響も深刻になってきていますからね。ロケ地についても当初は海外を予定していたのですが、それも難しいのではないかと言われています。海外らしさを求めるなら沖縄という選択肢もあるのですが、それもどうなるかわかりません。

キャスティングについては三浦さんと竹内さんが所属されていたのは大手事務所なので、代役を立てようと思えば立てられるでしょう。ただ制作側の意向もあり、なかなか簡単には進んでいないようです。このままスケジュールがずれ込んでいけば、出演者の他の作品への影響も出てきかねない。現場は頭を抱えています」(広告代理店関係者)

作品同様、大どんでん返しとなるのだろうか――。

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