寒い季節に恋しくなるのが、温泉宿。来年1月下旬に再開される予定のGo To トラベルを使って、雅子さまも休まれた格式高い宿で優雅な時間を過ごしてみては? 題して、「雅子さまが癒された憧れの温泉宿9軒」。
■佐賀県・嬉野温泉「和多屋別荘」
心ゆくまで四季を愛で移りゆく季節を感じられる日本庭園や、伝統的な数寄屋造りの和室、黒川紀章氏設計のタワー棟など、嬉野川が中央を流れる2万坪の広大な敷地にアートな空間が広がる。雅子さまは最上階のロイヤルスイートにお泊りになった。(’20年1月に改装済み)
昭和天皇がお泊りになった格天井総檜造りの特別貴賓室「洗心」は、雅子さまもご覧になられたそう。日本料理の食事処「利休」では、うれしの茶と日本酒の口福のペアリングが楽しめる。
住所:佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙738 電話:0954-42-0210 料金:1泊2食付き1人2万900円~。
■石川県・和倉温泉「加賀屋」
地下の花崗岩に含まれる水晶をくぐり抜けた透明なナトリウム・カルシウム塩化物泉が、開湯以来1200年湧き続ける和倉温泉で、創業100年余となる老舗旅館。工芸品やお土産店が並ぶ「錦大路」やスパなど館内施設も充実している。
最上階の迎賓室「天游」は伝統工芸や美術の粋を集めた調度も魅力。また、お食事では冬のカニや寒ブリなど、海鮮が豊富なのも能登の魅力のひとつ。
住所:石川県七尾市和倉町ヨ部80 電話:0767-62-1111 料金:1泊2食付き1人5万5,000円~。
■鳥取県・三朝温泉「依山楼岩崎」
日本一のラジウム温泉として知られる三朝温泉の老舗旅館。
総面積134.33平方メートルの露天風呂付き貴賓室「桜川」は1人1泊7万7,000円~。境港からの新鮮な魚、ズワイガニや鳥取黒毛和牛などの特産品も。
住所:鳥取県東伯郡三朝町三朝365-1 電話:0858-43-0111 料金:1泊2食付き1人1万8,700円~。
■山口県・はぎ温泉「萩城三の丸 北門屋敷」
世界遺産の萩の城下町にある旅館。ご宿泊当日はひどい雨の日で、貴賓室の庭園ではカエルが鳴いており、雅子さまは「(自分たちが)会話を始めると鳴きやみ、会話が止まるとまた一斉に鳴きだす」と驚かれていたという。
両陛下宿泊時のお品書きには、テナガエビ、オコゼ、アマダイなど、海の幸に恵まれている山口県の食材がふんだんに盛り込まれ、窯元で焼いた専用の器も用意された。
住所:山口県萩市堀内210 電話:0838-22-7521 料金:1泊2食付き1人2万2,000円~。
■長野県・斑尾高原温泉「斑尾高原ホテル」
夏は避暑地、冬はスキー場としてにぎわう斑尾高原で天然温泉を楽しめるホテル。’01年、両陛下が訪問された際には作家の田中康夫氏が知事としてホテルで面会した。両陛下はゲレンデの見える部屋で過ごされた。
敷地内に湧く温泉は刺激が少ない高アルカリ性。
住所:長野県飯山市斑尾高原11492-321 電話:0269-64-3311 料金:1泊2食付き1人1万1,300円~。
■岐阜県・長良川温泉「岐阜グランドホテル」
「にっぽんの温泉100選」に選ばれた長良川温泉を味わえるワンランク上のリゾートホテル。川側の部屋からはハイキングも楽しめる金華山や鵜飼で知られる清流・長良川といった大自然を、街側の部屋からは岐阜市街を一望できる。
木のぬくもりが感じられる、ロイヤルスイートの応接室。美濃・飛騨の風味豊かな「ヘルシー美濃薬膳」は体にも優しい。
住所:岐阜県岐阜市長良648 電話:058-233-1111 料金:1泊2食付き1人1万6,940円~。
■秋田県・大湯温泉「ホテル鹿角」
開湯800年の歴史を誇る大湯温泉を堪能できるホテル。十和田八幡平国立公園や奥入瀬渓流、世界遺産の白神山地の中心に位置し、観光にも便利。比内地鶏のきりたんぽ鍋など、秋田の郷土料理も自慢のひとつ。
約130平方メートルの贅沢な空間でくつろげるロイヤルスイートは夫婦・カップル限定プランも。
住所:秋田県鹿角市十和田大湯字中谷地5-1 電話:0186-30-4111 料金:1泊2食付き1人1万6,500円~。
■愛媛県・道後温泉「ふなや」
日本三古湯のひとつ、道後温泉で江戸時代から続く創業390年以上の旅館。両陛下は’99年のしまなみ海道全線開通の際にご宿泊。皇室の方々のみならず、正岡子規、夏目漱石、種田山頭火など多くの文人たちにも愛されてきた。
京都数寄屋大工の匠が手がけたリビングのロイヤルスイートは1泊7万7,000円~。
住所:愛媛県松山市道後湯之町1-33 電話:089-947-0278 料金:1泊2食付き1人2万3,100円~。
■福島県・奥飯坂穴原温泉「吉川屋」
両陛下は’95年、’98年にご宿泊。「’95年はさわやかな新妻という印象でしたが、2度目のときは皇太子妃殿下らしいオーラを強く感じました」とおかみさんは語る。東日本大震災後、上皇ご夫妻が風評被害に苦しむ地元の農家たちと吉川屋で交流されたことも話題となった。
貴賓室、露天風呂から眺める片倉山と摺上川の大渓谷は美しい。冬季は雪景色が広がる。会席では、黒毛和牛をはじめ、福島県と東北各地の四季折々の特産品を使った日本料理が並ぶ。
住所:福島県福島市飯坂町湯野字新湯6 電話:024-542-2226 料金:1泊2食付き1人2万円~。
※お出かけの際は、最新の新型コロナウイルス感染状況をご確認ください。また、現地では自治体などの指示に従い感染防止対策を行うようお願いいたします。各宿の料金は、2人利用時の金額です。