《百万石まつりを楽しみにしてくださっていた皆様、誠に申し訳ございませんでした。 私が参加し、関係者の方々のご配慮に甘えてしまった事が、皆様のご不満を招く原因だったと思います》

6月12日、こうツイートしたのは栗山千明(37)。

4日に石川県金沢市で行われた「百万石まつり」に参加し、メインイベントである百万石行列でお松の方を演じた。

加賀藩祖・前田利家公が金沢城に入城する行列を再現した百万石行列は、新型コロナによる影響で3年ぶりの開催となった。栗山演じるお松の方に加えて、前田利家公は竹中直人(66)が演じた。しかし沿道の一般市民に対して、その姿を撮影することが禁止され賛否が巻き起こる事態となったのだ。

百万石まつりの公式サイトは、5月28日にこうアナウンスしていた。

《前田利家公役(竹中直人氏)、お松の方役(栗山千明氏)の肖像権保護のため写真撮影・録画及びSNSへの投稿をご遠慮ください》

今年で71回目を迎えた百万石まつり。第33回目にあたる1984年に鹿賀丈史(71)が利家役を演じたことを皮切りに、著名な俳優が起用されている。また、お松の方を初めに演じたのは、’01年の斉藤慶子(60)。その後、’08年に石野真子(61)が演じて以降、お松の方は毎年登場している。あるイベント関係者は言う。

「毎年、様々な俳優たちが登場する効果もあり、初夏の風物詩として全国各地から観光客が訪れる大きなイベントとなりました。ですが、これまで撮影に関して禁止されるようなことはなく、今年になって突然禁じられたのです。

SNS上での肖像権をめぐるトラブルを回避するために禁じたようですが、この異例なルールに地元でも動揺が広がりました」

撮影禁止に対して批判の声が上がる一方で、市や実行委員会の運営方法に問題があったのではないかと考える人もいるようだ。SNSでは、矢面に立った栗山を擁護する声も上がっている。

《いや……これは本当に……… 来ていただいた女優さんにこんなコメントを出させてしまって……。実行委員の大失態だよ、これ》
《金沢市は栗山千明に謝らせんなよ。自分らの不手際だろ?》
《こういうとき 結局タレントが表に出て謝る訳ね 彼女じゃ無くて運営側のやりようがマズかったわけでしょうに》

■大きな和傘の下で黒い日傘も波紋

そのいっぽう、もう1つ波紋を呼んでいることが。

それはお松の方に扮した着物姿の栗山が、紫外線を防ぐ黒い日傘をさしていたとして“不自然”との指摘が相次いでいるのだ。撮影は禁止されていたが、SNSには大きな和傘の下で栗山が日傘をさしながら手を振る画像も拡散されている。そのため、次のような声が上がっている。

《栗山千明、伝統の祭りで確かにこの傘はちょっと………》
《栗山千明の日傘on和傘も叩かれてる要素だけど、確かにあれはめちゃくちゃ異様だけどw  運営側が日傘さすのOKしたんだろうし、責めるなら運営側の責任だよね。 栗山千明もマイナスイメージついちゃってちょっと気の毒に思う》
《栗山千明、番傘の下で黒い西洋日傘、、って そこまでして引き受ける必要ある? 他の人もっと大変やわ。 誰が人選したん? 不快というかガッカリや》

栗山は冒頭のツイートに続けて、《健康面を気遣い日傘をご用意して下さった方、和傘が風で折れてしまってからは危ないのでと支えて下さった方、他にも多くの方の、お力添えをいただきました》と綴っていた。しかしながら黒い日傘は、加賀百万石の伝統にそぐわなかったようだ。

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