「昨年の『紅白』は34.3%という歴代最低の世帯視聴率を記録し、打ち切り危機まで報じられました。今年はNHKホールの改修工事後初の『紅白』。
今年で73回目となる『NHK紅白歌合戦』。10月10日には司会を大泉洋(49)、橋本環奈(23)、桑子真帆アナ(35)が、そしてスペシャルナビゲーターを櫻井翔(40)が務めると発表された。
気になる出場者は例年11月中旬に発表される。現在、極秘で選考と出場者との交渉が進められているところだ。
注目は今年節目の年を迎えた“周年組”。デビュー30周年の大黒摩季(52)、35周年の工藤静香(52)が候補に挙がっているようだ。
「大黒さんは“夏の紅白”と言われている『ライブ・エール』などNHKの主要な音楽番組に今年いくつも出演しています。初紅白打診の布石だったようです。静香さんは9月放送の『SONGS』で、長女でフルート奏者のCocomiさん(21)とテレビ初共演し、フルートの演奏に乗せて歌う姿が話題になりました。
今年の『紅白』の制作統括の担当者は『SONGS』のチーフプロデューサーですから『紅白』での母娘共演も濃厚です」(前出・NHK関係者)
8月に“再始動”を宣言した中森明菜(57)もデビュー40周年。出場が実現すれば、今年の目玉となりそうだが……。
「明菜さんの活動再開が発表されるとNHKはすぐさま出場交渉を始めました。
NHKはVTR出演や別スタジオからの中継などさまざまな方法を提案しており、本番直前の12月20日ごろまでは交渉を続ける覚悟だそうです」(音楽関係者)
“周年組”はほかに、40周年の安全地帯にすでに内定報道があったが、30周年のMr.Children、45周年の水谷豊(70)、50周年の郷ひろみ(67)と松任谷由実(68)、55周年の森山良子(74)らも期待できるという。
松田聖子(60)は2年ぶりの出場で大トリを務めることになりそうだ。
「昨年は愛娘・神田沙也加さん(享年35)の不幸のため出場を急きょ取りやめました。その後、NHKと聖子さんサイドは密に連絡を取り合い、候補歌手の中で最も早く出場が内定したそうです。沙也加さんとデュエットした思い出のある『瑠璃色の地球』などを歌うのではないでしょうか」(前出・音楽関係者)
■羽生結弦、大谷翔平に審査員オファー
視聴者から“朝ドラ史上最低”とも評された『ちむどんどん』の主題歌を担当した三浦大知(35)は出場が確実だという。
「ドラマの評判は散々でしたが、三浦さんの主題歌は『染みる』という声が視聴者からも多かったのです」(前出・音楽関係者)
『ちむどん』で歌子を演じた上白石萌歌(22)も有力候補。
「劇中でも沖縄民謡などを歌っていました。ただ、女優業に比べ音楽活動の認知度が低いので、昨年初出場した姉の萌音さん(24)と一緒に出場する可能性も。現在放送中の『舞いあがれ!』からは、主題歌を担当するback numberが悲願の初出場へ。語りを担当するさだまさしさん(70)、医師役の前川清さん(74)も名前が挙がっています」(前出・NHK関係者)
豪華なのは審査員席も。
「羽生結弦さん(27)、大谷翔平選手(28)に打診しています。
また、NHKは先を見据え、キャスティングにある“深謀”をめぐらせているというーー。
「’24年に嵐はデビュー25周年を迎えます。NHKはその記念すべきタイミングで多くの嵐ファンが期待する『紅白』の司会をやってほしいと熱望しており、活動休止中も嵐とはいい関係を保っておきたいと考えているのです。
そこで、東京五輪でもスペシャルナビゲーターを務めており司会経験も豊富な櫻井さんに、『紅白』のスペシャルナビゲーターという新設の役割を依頼したようです」(前出・NHK関係者)
スターたちの登場で、“国民的番組”の威厳を取り戻せるかーー。