残すところあと14日となった2022年。映画『ドライブ・マイ・カー』での西島秀俊(51)の演技が米アカデミー賞はじめ世界各国で評価され、メジャーリーグでは大谷翔平(28)がまた偉業を達成し、カタールW杯での日本代表の活躍と、今年も有名人の活躍は日本中をわかせた。

株を大きく上げた人がいるいっぽう、大きな過ちを犯してしまった有名人も――。そこで今回、本誌が目撃した2人の“転落有名人”の姿について振り返りたい。

まずは、今年9月に覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された高橋祐也容疑者(43)。三田佳子(81)の次男である高橋容疑者は、高校在学中の’98年以降、’00年、’07年、’18年にも覚せい剤で逮捕され、これで5度目となる。

18歳での初犯時、三田は自分が有名人であることから「未成年である息子の事件が報道されてかわいそう」と擁護し、バッシングを受けていた。その後も高橋容疑者が逮捕されるたびに記者会見で涙ながらに謝罪。

出演作品を降板することもあり、そうして母としての責務を果たしてきた。

しかし’18年の4度目の逮捕時には「親としては、もう力及ばずの心境です」「本人ももう40手前ですし」とコメント。そして「婦人公論」’19年4月9日号では、こう語っていた。

《世間からはいつまでたっても親が過保護にしていると思われているようですが、決してそんなことはありません。私としては、すでに次男からも卒母しています》

■父親とのランチ後、オレンジ色のシミがべっとり

三田の“卒母宣言”も当然かもしれない。高橋容疑者は、三田の親心を利用するような行動を繰り返していた。

「高橋容疑者は大人になってからも三田さん夫妻を頼り、お金の無心もやめませんでした。三田さんが’17年のドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)に出演した際には、周囲に『ドラマのギャラが1千万円入るから俺が全部もらってやる!』と豪語していたそうです。さらに三田さんが『もうお金はないの……』と伝えても、『母親は俺に逆らえない』と言いふらすこともあったといいます」(三田の知人)

ところが、三田夫妻の“卒親”に疑問がつく現場を本誌は目撃している。’20年1月、都内にあるホテルのロビーで三田の夫である康夫さんと一緒にいる、高橋容疑者とその妻であるAさんを目撃している。Aさんが空腹の祐也にパンを渡す様子を康夫さんは微笑みながら見つめていた。またホテルからの帰り道では、康夫さんが車を路肩に止めて高橋容疑者のたばこ休憩に付き合う一幕もあった。

さらに同年夏、本誌は康夫さんと高橋容疑者のランチを目撃。都内の高級中華料理店での食事を終えて、康夫さんの車に戻ろうとする高橋容疑者だが、その出で立ちに記者は驚愕することに。高橋容疑者が履いている白いズボンには、オレンジ色のシミがべっとりと付いていたのだ。

前出のインタビューで《(卒母したとはいえ)かといって、見捨てたり、見放すということではありません。(中略)いくら卒母しても、母と子の縁が切れるわけではありませんから》とも語っていた三田。未だ息子の5度目の逮捕についてはコメントを出していないが、果たして――。

田中聖容疑者の元アイドルとは思えない異様な姿

また11月29日、アーティストの田中聖容疑者(37)が知人女性から現金1万円を脅し取った恐喝容疑で逮捕されたことも注目を集めた。

田中容疑者も逮捕されるのは今回が初めてはない。’17年5月、大麻を所持していたとして現行犯逮捕。さらに今年2月、覚醒剤を所持していたとして覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され、6月20日に懲役1年8カ月、執行猶予3年を言い渡された。判決後も覚醒剤所持の現行犯と覚醒剤使用の疑いで逮捕されており、今回の恐喝容疑で逮捕は通算6度目となる。

もともとKAT-TUNのメンバーだった田中容疑者だが、’13年9月にジャニーズ事務所から「度重なる事務所へのルールへの違反行為があった」として解雇され、KAT-TUNも同時に脱退。

その1ヵ月後となる’13年10月30日の深夜、本誌は田中容疑者の驚くべき姿を目撃している。

田中容疑者は都内のクラブで開かれたハロウィン・パーティーに仮装姿で現れたが、右目のまわりは黒く塗りつぶされており、左目には蜘蛛の巣のペイントを施した化粧が。口元には頬まで裂けたラインが引かれ、赤い血が流れたような跡もあった。さらにカラーコンタクトが入っていたのか、眼球には黒目がなかった。その仮装姿は“元アイドル”とは思えないほど異様なもの。女性グループと記念撮影をする際、一人の女性を背後から舌なめずりしようとする一幕もあった。

また’14年10月にも、本誌はハロウィンで仮装する田中容疑者を目撃している。その際、田中容疑者の左目は十字に、口元は真一文字に切り裂かれ、さながら“傷だらけのピエロ”だった。田中容疑者は路上で女性たちに囲まれてメイクの仕上げを施されると、上機嫌でクラブへと入っていった。

過ちを繰り返す高橋容疑者と田中容疑者。このような形で世間を賑わすのは今回で最後となることを祈るばかりだ。