銀行詐欺などの疑いで刑事訴追された大谷翔平(29)の元通訳・水原一平容疑者(39)。違法スポーツ賭博の借金を返済するため、大谷がアリゾナ州で開設した銀行口座から胴元側に約1700万ドル(約26億4000万円)を不正送金したとされている。

米連邦検察は日本時間5月9日、水原容疑者が罪を認めることに同意し、司法取引が成立したと発表した。今月14日にロサンゼルスの裁判所に出廷し、罪状認否を行うという。

さらに衝撃が走っているのは、新たに明らかになった“余罪”だ。

米メディアが報じた司法取引の内容からは、水原容疑者が虚偽の納税申告をしていたことも判明。’22年に申告した課税所得は約14万ドル(約2200万円)で、410万ドル(約6億4000万円)が未申告だったとのこと。しかも控除額をごまかすため、「独身」と偽っていたというのだ。

それだけでなく司法取引の合意書には、歯科治療を装って6万ドル(約900万円)を大谷から騙し取った手口も記載されていたとのこと。大谷本人から治療費目的で受け取った小切手を自らの口座に移し、治療費は大谷のデビットカードで支払っていたようだ。

他にも大谷になりすまし、少なくとも24回も銀行に電話していたことも伝えられている。最大で33年の禁錮刑が科される可能性があるが、司法取引などで大幅に減軽される見通しだという。

かつての“相棒”による数々の裏切りに、大谷も胸を痛めたことだろう――。そんななか、大谷が更新したInstagramのストーリーズに注目が集まっている。

日本時間9日の午後1時前に、自らのInstagramのストーリーズに3枚の写真を投稿。誰かにプレゼントされた故郷・岩手県の特産品「南部鉄器」の鉄瓶と夫婦湯呑を披露し、1枚目の写真には《ありがとうございます》と言葉を添えていた。鉄瓶はドジャーブルーを彷彿とさせる色合いで、夫婦湯呑も青を基調としたデザインだった。

さらに大谷の投稿は、鉄瓶を製作した職人を驚かせたようだ。岩手県奥州市にある南部鉄器工房「及富」の9代目・菊地海人氏は、同日にXで《大谷選手のストーリーズで及富さんの鉄瓶がのってるよとメディアから電話が次々と》と反響を明かした。

続けて、《ただただ驚いていますし、光栄なことです。

大谷選手の地元であるここ奥州市から日々応援しているのでとても嬉しいです》と喜びを綴っていた。

水原容疑者の悪事が取り沙汰されるなか、ファンたちをほっこりとさせるような投稿をした大谷。先月12日にも水原容疑者の捜査にあたっている米連邦捜査機関が記者会見を開いた際、Instagramのストーリーズに愛犬・デコピンの写真を投稿していた。

暗雲が漂うニュースも跳ね返すような“強メンタル投稿”に、ネットやSNSでは感嘆の声が広がっている。

《翔平さんインスト更新 ドジャーブルーの? 南部鉄瓶 真美子さんとほっこりして下さい 心が和むポストありがとう》
《これは嬉しい投稿でした。故郷岩手の名産品。

世界の人が観ているとなるとなおさらです》
《今日の翔平君のインストより もしかして真美子さんが撮ったのかなぁ 南部鉄瓶の色も素敵なDodgersブルー、夫婦湯呑もほっこり 新婚さんが目に浮かびます》
《大谷くんが貰った物をインストにあげてるの珍しいな 品が気に入ったのか誰かに向けての感謝なのか なんしか鉄瓶かわいい》