「毎年恒例となっている夏の全国ツアーですが、今回は例年より発表時期が早かったです。45周年ということもあり、聖子さんも気合が入っているといいます」(スポーツ紙記者)

2月17日、松田聖子(62)が6月から8月にかけて、コンサートツアーを開催することを公式ホームページで発表した。

中央大学法学部通信教育課程を昨年3月に卒業するなど、進化し続ける聖子。実はそのほぼ同時期に吉報が届いていた。

「聖子さんの夫である歯科医のA氏が、神奈川歯科大学の主任教授から、学系長に昇進したと聞いています。

聖子さんとの結婚時、A氏は慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科准教授でしたが、’18年に同大学を辞めて、神奈川歯科大の教授に就任していました」(前出・スポーツ紙記者)

聖子は’12年にA氏と結婚し、夫を支えてきた。

「A氏は東北大学歯学部を卒業後、ドイツ留学を経て慶應大学医学部に勤務し、教授を目指していました。一方、聖子さんも、お母さんは元看護師で伯母さんは院長夫人でしたので、医療の世界の厳しさを理解していました。

夫のため聖子さんは、時間のあるときは朝6時に起きて、愛妻弁当を作っていたそうです。

帰宅後も、研究のため深夜まで机に向かうA氏に聖子さんが夜食を作ってあげていたと聞いています」(前出・スポーツ紙記者)

永遠のアイドル・聖子は、独自の方法でも、A氏をサポートしてきたようだ。

「A氏はもともと身なりにあまり気を配らないタイプでしたが、他人からの見られ方を熟知している聖子さんは『教授になるためには見た目も重要!』といって、スタイリスト役を買って出たと聞いています。A氏は眉毛も手入れするようになり、次第に洗練された装いになっていきました。

また夫の通勤のため、自身が使っていた高級な送迎車をプレゼント。運転手も用意し、A氏は通勤中に車内でゆっくりと専門書などを読むことができるようになったそうです。

各関係者にお中元・お歳暮などをまめに送るタイプの聖子さんですので、夫の仕事先にもぬかりなく手配していたといいます」(音楽関係者)

聖子さんの献身的な支援のかいもあり、大学教授になり、さらに“出世”したA氏。さらには新たなポストにも抜擢され“栄転”していた。

「昨春、歯科医院の医院長にも就任したのです。都内の有名百貨店内にある医科と歯科が連携した自費診療専門のクリニックで、セレブ御用達だそうです。歯科での保険診療は、精密さや、設計、審美性を高いレベルで実現するのには限界があるとの考えで、選択肢を広げ、患者の希望を満たすための自費診療だといいます」(医療ジャーナリスト)

同クリニックでは、認知機能の低下を防ぐ“健脳”が掲げられている。

「認知機能の低下と口腔疾患は密接に関係しているという考えから、患者の口腔内の状況や意向に合わせて、オーダーメードの医療を提供し、脳と口腔の健康増進をうたっています。

インプラント治療や、歯周病治療などの各専門医が診療を行い、治療が複合する場合は、チームを組んで歯科治療を行うことで、患者の立場から考えた医療を実現するそうです。アルツハイマー病の早期発見コースには、最低でも160万円以上はかかるといいます」(前出・医療ジャーナリスト)

■「かめばかむほど脳は活性化する」

A氏の専門分野であるインプラント治療の認知症予防効果とは……。歯科医師で医療法人恵優会理事長の八木大輔氏は「かむ力は認知症のクスリ」だといい、こう説明する。

「咀嚼することで脳内の血流が増加します。また歯の神経は脳神経に直接つながっているため、かむことで脳は刺激を受けます。そのため、かめばかむほど脳は活性化されるのです。

歯が20本以上残っている“なんでもかむことができる人”に比べて、歯が数本しかなくインプラントや入れ歯など人工歯も使用していない“あまりかめない人”は、認知症のリスクが1.9倍という研究があります。

ですので、正しく丁寧な歯磨きなどの予防で、天然歯を守ることが最善です。しかし、インプラントや入れ歯などで“なんでもかむことができる”状態を維持することでも、認知症のリスクを低下させることができます」

昨年10月、本誌は聖子と母・一子さん(92)が、都内のレストランで食事をする姿を目撃している。一子さんは聖子と手をつないで確かな足取りでレストランへ。店内では沙也加さんのお気に入りだったオムライスを食べていた。

「90歳を超える一子さんが健康を保ち続けているのは、A氏が歯科医師として、アドバイスしている影響も大きいのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

A氏がライフワークとしている健康寿命の伸長は聖子にとっても重要なことのようだ。

3月に63歳を迎える聖子だが、昨年の中央大学卒業時には《大学で学んだことを糧にして、これからも仕事に励んでまいります。何卒よろしくお願いいたします》とコメントを寄せるなど、“生涯現役”の意欲を見せていた。

「’21年12月に愛娘である沙也加さん(享年35)を亡くしている聖子さんは、コンサートの際などに、ファンに向かって“これからは娘と一緒に歌っていきたい”と明かしていました。若くして亡くなった沙也加さんのためも健康を保ち、いつまでも歌い続けていきたいと思っていることでしょう」(前出・音楽関係者)

家族に支えられ、聖子は永遠のアイドルであり続ける――。

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