「当人たちの所属事務所は不倫や交際を否定し、永野さんは自らがパーソナリティを務めるラジオで、田中さんも有料ファンサイトを通じてコメントしました。2人とも報道について『誤解を招くような軽率な行動』と表現していましたが、疑念は払拭しきれていないのが実情でしょう」(芸能関係者)

4月24日発売の「週刊文春」で田中圭(40)との不倫疑惑が報じられた永野芽郁(25)。

同時に現在放送中のドラマ『キャスター』(TBS系)で共演中の韓国人俳優キム・ムジュン(26)とも、“二股”の関係にあると伝えられていた。

当事者たちが疑惑を否定したものの、SNSでは記事に掲載された永野と田中の顔寄せショットや手つなぎショットが拡散。さらに永野が最後に投稿したインスタグラムのコメント欄は大荒れとなり、書き込みが1.2万件(5日時点)にも膨れ上がるなど物議を醸す事態となっている。

出演作品の降板や広告契約の打ち切りといった動きは今のところ見られていないが、微妙な雰囲気が漂っているだけにドラマにも違和感を覚える人が出てきているようだ。

5月4日放送の『キャスター』では、永野が熱弁した“セリフ”に注目が集まっていた。

民放テレビ局の報道番組を舞台に、阿部寛(60)演じる型破りなキャスター・進藤壮一が闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく本作。永野は総合演出の崎久保華を演じており、進藤に振り回されながらも奮闘するという役どころ。

4日放送回は、報道局長・海馬浩司(岡部たかし)の娘・灯里(竹下優名)が通う女子中学校で盗撮騒動が起こり、その真相を追うという内容。灯里はSNSで知り合った人物に成績が下がった不満を漏らしたところ、“テスト問題を事前に入手してあげる”とそそのかされ、カンニングに手を染めてしまう。さらにそれをバラすと脅されてしまい、言われるがまま更衣室に盗撮カメラを仕掛けてしまったのだ。

灯里から話を聞くために学校を訪れた華は、心を開こうとしない灯里に「お父さんはどういう手を使っても、灯里ちゃんを守りたいってこと」「親って子供のためならなんでもする生き物だと思うから。それがどんなに残酷なことでも……」と訴える。

沈黙する灯里に「困ったことがあったら何でも言って」と語りかけ、立ち去ろうとする華。引き留めるように灯里が「本当に私の味方?」と尋ねると、「もちろん」とほほ笑み返す。重ねて灯里が「私が間違ったことしてたら?」と聞くと、「一緒に謝るよ」と述べ、その理由についてこう語ったのだった。

「子供だろうが、大人だろうが、間違わない人はいないから」

この後には、「灯里ちゃんがカンニングしたっていう事実は消えないからね」と諭すシーンも。セリフを話す永野の顔がクローズアップされ、まさに見どころのひとつだった。

ところが永野のセリフが刺さらなかった視聴者もいたようで、Xではこんな声が目立っていた。

《永野芽郁の言ってることが全く刺さらない》
《「大人だって子供だって間違わない人はいないから」今、永野芽郁の口から聞くと、重いな…》
《聖人ぶって言うのもアレなんだけど、いまの永野芽郁ちゃんに正義を語られてもなぁって気持ちはないことはない》

TBSが各メディアの取材に“出演変更はない”と回答しているように、最終回まで本作への登板が続くことが予想される永野。さらに毎週月曜深夜には『永野芽郁のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)の放送があり、6日には『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)にも出演予定だ。続く16日には主演映画『かくかくしかじか』の公開が控えており、舞台挨拶への登壇も告知されている。

メディアでの露出が続いているが、芸能界きっての清純派女優というイメージはすでに変化しつつあるという。

「妻子ある田中さんを深夜に自宅に招いたり、手をつないで写真を撮ったりする行動は、“ピュア”や“透明感”といったイメージのある永野さんとは大きくギャップを感じさせるものでした。さらにこの報道をきっかけに、これまで共演した男性俳優との近すぎる距離感も掘り起こされています。

永野さんはラジオで報道を謝罪しましたが、自らの行動について説明がなかったことも裏目に出てしまいました。ただ、双方の所属事務所が不倫を否定していることから、仕事も続けられているのでしょう。

しかし今の状況でイメージを回復させることは難しく、『文春』が続報を打つ可能性も考えられます。世間の“納得感”が薄いだけに、永野さん側からさらなる発信がないと、通常運転を“強行”しているようにも映ってしまいかねません」(前出・芸能関係者)

もし華だったら、今の永野にどう語りかけるだろうか――。

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