「フジテレビの内部情報が記事にされる機会が各メディアで頻出していますが、今回の検証番組の記事に関しては、制作している報道局でちょっとした問題になっていたようです。

というのも、報じられていた時期はまだ制作途中でしたから『ここは合っている』、『ここは違う』など、内部で詳しく確認していたようです。

フジテレビの内輪ネタが報じられると、諸関係者はその都度、一喜一憂しているわけですが、内容が内容でしたから相当ピリピリムードでしたね」(フジテレビ関係者)

本誌WEBで6月17日に報じた《「佐々木恭子アナの名誉回復番組に」フジテレビ “中居騒動”検証番組の内容が決定も局内から疑問噴出…日枝氏、港前社長ら主要関係者は“取材NG”》の記事がフジテレビ局内でちょっとした騒動になっていたようだ。前出の関係者は続ける。

「報道局は《放送日が7月6日午前》、《佐々木恭子アナウンサーのインタビューがメイン》、《放送時間1時間程度》に反応していたようです。提訴で放送を見送ると思われていた元フジテレビ社長の港浩一氏のインタビュー素材もあるようで、報道局は“なんとしてでも入れる”と意気込んでいたと聞きました。

これから裁判もありますし、素材の内容は慎重に扱うようですが、“これで佐々木アナをメインにした検証番組ではなくなる”と鼻息も荒く、番組内容の最終調整に追われているようです。

また、いまだにフジテレビが検証番組の放送日時を具体的に発表していないことから“放送日も変えてしまおう”とうそぶく関係者もいるようです。報道局が先頭に立って検証番組を仕切っていたのに、蓋を開ければ内容や時間などの規模感が日を追うごとに尻すぼみになってしまったことを他局の社員らにも揶揄されているので、検証番組の内容を先に報じられたことが悔しかったようですね」

また、佐々木アナは今夏“人事異動”が内定しているという。

「新しい人事は週明けには判明しますが、今回の中居騒動を受け、編成局傘下にあったアナウンス室がアナウンス局として独立、格上げされました。そのため、アナウンス室局次長の佐々木アナは何らかの肩書で“昇進”すると言われています」(前出・フジテレビ関係者)

経営陣が入れ替わったフジは今夏、大きく変われるのか――。

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