“威圧感のある風貌”の人物を派遣するサービス『レンタル怖い人」。SNSを中心にネットで大きな話題を集めたが、8月に《諸事情によりサービスを終了する》と公式Xでアナウンスされた。

同サービスの運営者と名乗る人物が、YouTubeチャンネルを開設し、サービス終了の経緯を動画内で明かしたのが、運営者のビジュアルも話題になっている。

首まで“タトゥーがびっしり”という風貌のおかざき氏の動画を見たユーザーからは、

《普通に怖い人だろ笑》
《とにかく刺青が、怖いの代名詞ということはわかる。これが日本の常識。》
《#レンタル怖い人 の運営者、普通に「ガチで怖い人」で草 腕に刺青(タトゥー)びっしり…》(すべて原文ママ)

と、“サービス名の通りだった”という声が散見された。動画ではサービス終了について“物静かな”口調で説明していた。

『レンタル怖い人』を立ち上げたおかざき氏は、開成高校卒業後にアメリカの大学に留学後中退し、帰国後は肉体労働と歌舞伎町での“黒服”をしていたという異色の経歴。退職代行サービスの先駆けだった『EXIT』の創業者で、その経験をヒントに’23年頃から新事業として同サービスをスタートさせたという。

動画の冒頭でおかざき氏は、サービスの当初の目的は「いじめ問題を解決するため」と語っており、そこからウェブサイトを作りサービスを開始。派生してご近所トラブルの解決なども扱うように。

その後、初の依頼を受けたことをきっかけにSNSで発信したところ、「思ったより早くバズり、めっちゃ問い合わせが来るようになりました」と語っている。

一見順調そうに見える出だしだったが、あっという間にサービスを終了した理由は、「問い合わせがあるものの、依頼につながらなかったため」と説明。おかざき氏は「お客さんが求めているものと、こちらが実際に提供できるもののギャップが結構あった」と分析しており、さらに「法的なリスク」が大きかったことも挙げている。

「まとめると、リスクとリターンが合わないみたいなことがサービス終了の理由ですね」と最後に語っていたおかざき氏だったが、動画のコメント欄ではサービス終了を残念がるユーザーに返信するかたちで、

《ありがとうございます、また形を変えて何かしらチャレンジしようと思います!》

と、次なる“野望”を宣言していた。

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