京都府南丹市の山林で小学生の安達結希くん(11)の遺体が見つかった事件で、4月16日、結希くんの義父・安達優季容疑者(37)が遺体遺棄容疑で逮捕された。

「安達容疑者は3月23日、結希くんを卒業式に出席させるために車で小学校に隣接した学童施設の駐車場まで送ったと語っていました。

ただ、そこから150mほど先の小学校には到着しておらず、防犯カメラやドライブレコーダーにも映っていませんでした。3月29日には、結希くんの通学用バッグが学校から約3km離れた山奥で発見され、4月12日には別の場所で靴が発見されましたが、ほかに有力な手がかりはなく、捜査は行き詰まっているという印象でした。

動きがあったのは4月13日でした。南丹市園部町の田園風景が広がる農村地帯で、結希くんの遺体が見つかったんです。発見された際は仰向けの状態で置かれていたそうです」(事件担当記者)

安達容疑者が凶行に走ったのはなぜなのか──。

本誌は京都府内にある安達容疑者の実家を訪ねた。すると、何年も前に退去した跡があったものの、「あんな “おばあちゃん子” の優季がね」と、幼少期から交流があったという近隣住民に話を聞けた。

「優季は、兄とおばあちゃんと3人で暮らしていました。両親の姿は一度も見たことがないし、おばあちゃんは多くを語りませんでした。おばあちゃんが兄弟を厳しく育てていたので、グレたりすることはなかったですよ。小さいころは、近所の公園で友達とよく遊んでいるところを見ましたね。優季は地元の小学校と中学校に通って、高校は公立に行きました。

兄はコンピューター関係に強く、兄弟2人とも優秀でした。いつの間にか兄、優季と順番に家を出てしまい、おばあちゃんも施設に入ったようで、この家にはもう誰も住んでいません。

優季はどちらかというと目立たない地味でおとなしい子で、おばあちゃんの言うことをちゃんと聞いていました。そんなことをする子じゃないと思いたいですけどね」

幼少期から知る近隣住民は、驚きを隠し切れない様子。ましてや、同じ釜の飯を食った友人らの驚きは大きい。安達容疑者の中学校の後輩がこう話す。

「優季さんは小学校と中学校でサッカー部でした。人数が少ない学校だったこともあって、試合にはいつも出ていましたよ。僕ら後輩に対しても優しくて、威張るようなことや怒ったことも一度もありません。一緒に遊んでくれて、すごく面倒見がいい先輩です。優季さんのおばあちゃんからは『もう使わなくなったから、もらってちょうだい』と言って、優季さんが乗っていた自転車をもらったこともあります」

また、安達容疑者の中学の同級生も困惑を隠しきれなかった。

「あいつは真面目で優しいやつでしたね。

いいやつです。小学校で、両親に手紙を書くという授業があった際、優季はおばあちゃんに手紙を書いていました。両親は見たことも聞いたこともなかったけど、おばあちゃん思いのやつでした。サッカー部で活躍していたし、勉強もできた。そんな優季がなんであんな事件を起こしたのか、ちょっとショックですよ。何年か前に同窓会があったのですが、優季は来ませんでした。残念でしたけどね」

安達容疑者は、高校を卒業後、京丹波の工場に就職し、職場の同僚だった結希くんの母親と結婚。ともに再婚同士だったという。

真面目で優しいはずだった“おばあちゃん子”の安達容疑者は、どこで歯車が狂ってしまったのか──。

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