骨格から好印象を設計する印象設計専門家・池田曜央子(いけだ・ようこ)です。元建築士という経歴を活かし、感覚やセンスに頼らず理論で似合わせるメイクや外見づくりを研究し、SNSやレッスンなどを通して提案しています。


当スクールでは50代を中心とした大人世代の生徒さんが多いのですが、よく聞くお悩みのひとつが“まぶたのたるみ”について。「目ヂカラが弱くなった」「眠そうに見える」など見た目の悩みから、「視界が狭くなって見えづらい」など日常生活でも不自由を感じるという話まで。

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そこで今回は、手術から、メイク法やアイテープまで、実例を交えてお届けしたいと思います。

上まぶたが下がってくる眼瞼下垂とは?

生徒さんの中にはすでに眼瞼下垂(がんけんかすい)手術の経験者も多く、満足いく仕上がりになったと喜んでいる人もいれば、「目の印象がすごく変わってしまって鏡を見るのも辛い。メイクでなんとかできれば…」という声も聞かれます。

眼瞼下垂とは、「何らかの原因によって上眼瞼(上のまぶた)が下がってくる状態のことです。(中略)上眼瞼の挙上には上眼瞼挙筋(動眼神経支配)とミュラー筋(別名:瞼板筋、交感神経支配)の収縮が携わっており、これらどちらかの筋肉やそれを支配する神経の機能が落ちることで起こります」(日本眼科学会HPより)。

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眼瞼下垂
つまり、まぶたを引っ張り上げる筋の働きが落ち、まぶたの皮膚自体もたるんでくるのです。加齢性眼瞼下垂の手術は、「腱膜を瞼板に縫い付ける」方法や「垂れさがった上眼瞼皮膚を切除する」方法が一般的です(日本形成外科学会HPより)。

手術には、治療のための保険診療(自己負担3割として両目で5~6万円が相場)と、美容のための自由診療(クリニックによって違うが30~50万円が相場)があるので、興味があれば病院・クリニックで診察を受けてみてください。

美容のための眼瞼下垂手術で後悔した人の声とは…

自由診療の場合は、見た目の美しさを求めて手術する人が多いですが、周りでよく聞く失敗談は大きく分けて以下の2つがあります。

●最初に行ったクリニックで決めてしまった

「知人のおすすめだし、評価も高いからここでいいかなと思った」「今日契約したら割引があると言われた」「強引に勧められて断りづらかった」など、最初にカウンセリングに行ったクリニックで決めてしまったケースで後悔する声を聞きます。少しでも不安があるなら複数のクリニックで話を聞くことが大事、とのこと。

これは眼瞼下垂手術に限ったことではなく、重要なことを決めるには比較検討が大切。
もし自分が手術を受けるなら、最低5ヶ所はカウンセリングに行ってから決めたいと思います。

●まぶたの皮膚を一度で切りすぎた

一回で完成形を目指そうとした結果、多めに皮膚を切りすぎて失敗したケースです。皮膚の切除は不可逆なので、失敗したと思っても元に戻すことはできません。なので最初から“修正手術ありき”で考えたほうが安全とのこと。

私も「二度も手術したくない、一回で終わらせたい」と思うタイプですが、「目尻が上がりすぎて怖い顔になった」「驚いた人みたいな四白眼になってしまったけど、もう修正できないと言われた」など、嘆く人の話を聞くと、やはり一回でやりすぎないことが重要だと思いました。

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四白眼のイメージ
続いて、「まだ手術までは考えてないけど、目をぱっちりさせたい」そんな方に向けて、私の専門であるメイク法やおすすめアイテムをご紹介したいと思います。

目ヂカラアップには、アイラインの点打ちで

まつげとまつげの間を埋めるように点打ちでアイラインを入れると、ナチュラルなのに目がパッチリして見えます。よく、目ヂカラを出したいならアイラインを太く入れればいいと思われがちですが、実は逆に目が小さく見える錯視が発生する場合もあるので注意が必要です。

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左:眠そうな目がお悩み、右:太く入れてないのに目がぱっちり

片面粘着アイテープで、“一時的に”持ち上げる

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アイテープ
私がアイテープを貼ってみたところ、眉山の高さが揃いました。今までは利き目の方の眉を持ち上げて目を開いていたわけですね。

ちなみにアイテープ選びのポイントは“片面粘着”であること。両面粘着タイプやアイプチは、目を開閉するたびにまぶたを引っ張り皮膚が伸びてしまう自爆行為。撮影時などで一時的に使うのはいいかもしれませんが、日常使いはやめたほうがいいと思います。
使ったのは、「ディーアップ ワンダーアイリッドテープ 片面タイプ」です。


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アイテープ


あとは、おでこをマッサージするなど、目周りのセルフケアで、ある程度は持ち上がることもあります。

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左:眠そうな目がお悩み、右:セルフケア後。黒目の露出範囲が広がり目がぱっちり

目元の印象は、たった1mmでも大きく変わる

まぶたのたるみは年々気になるところですが、まだ軽度な段階だったり、見た目の印象が気になる程度なら、今回ご紹介したようなメイク法やアイテムで簡単に目ヂカラ増量効果を出すことができます。そしてもし視界に支障が出るほどの症状がある場合は、後悔しない慎重な病院・クリニック選びで、快適な目元を手に入れていただきたいと思います。

<文/池田曜央子>

【池田曜央子】
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事。
1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。
著書『骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:@ikeda.makeup ブログ
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