(台北 12日 中央社)国防部は11日、2014年に予定される徴兵制廃止と完全志願制への移行に伴い、来年度より、1994年1月1日以降に生まれた男性の義務兵役期間を従来の1年から4カ月に短縮すると発表した。

台湾では職業軍人の比率は低く、満18歳の男性に兵役の義務が課されている。
兵役期間は1960年代には最長で3年間だったが、80年代後半を境に徐々に短縮され、2008年からは1年に。現在の馬英九政権下で、国軍のスリム化と精鋭化を目指し完全志願制への移行が決定された。

4カ月の訓練では、基礎訓練と専門訓練をそれぞれ8週間ずつ行う。基礎訓練は1日8時間の計320時間、専門訓練は1日7時間の計280時間。訓練終了後は予備役に編入される。

訓練終了時の合格基準は、基礎は腹筋運動と腕立てを2分間25回ずつと19分以内の3000メートル完走、専門段階では腹筋と腕立てを2分間32回ずつと17分以内の3000メートル完走となっている。