(台中 17日 中央社)日本統治時代の1922(大正11)年に建てられた台湾鉄路管理局の日南駅(台中市)。16日に宮崎県議会の星原透議長らが同駅を訪れ、100年近い歳月を経てなお当時の姿を残す木造駅舎を称賛した。


15日に林佳龍・台中市長と会談した星原氏。この日は日南駅前で中華民国(台湾)と日本の国旗を手にした地元市民から温かい歓迎を受けた。宮崎県には南部の日南市に同名駅が存在し、過去には同市の崎田恭平市長が台中の日南駅を訪れている。市政府によると、林市長は星原氏らに対し、両駅の姉妹駅協定の締結に期待を示したという。

このほか、市側は「結婚成就」などを連想させ、縁起が良いとされる「追分駅」発「成功駅」行きの切符などをプレゼントし、星原氏らを喜ばせた。両駅はいずれも台中市内にある駅で、追分駅には日南駅と同じ1922年に建造された木造駅舎が残っている。


(カク雪卿/編集:杉野浩司)