(花蓮 29日 中央社)中華民国の建国記念日「国慶節」(10月10日)恒例の花火大会は今年、東部・花蓮県で開催される。国慶準備委員会主任委員を務める蘇嘉全立法院長(国会議長)は27日、同地で開かれた記者会見に臨んだ。
蘇院長は、今年2月に花蓮を襲った地震では人々の命や財産が失われただけでなく、地元の観光も大きな打撃を受けたと強調。今年の花火大会はこれまでで最も美しいものになると太鼓判を押して、国内外の人々に花蓮旅行を呼び掛けた。

打ち上げ場所は花蓮港東側の堤防で、約36分間にわたって過去最多となる3万806発の花火が夜空を彩る。花火業者によると、今年のコンセプトとなる花蓮特有の文化やエスニックグループ、個性、特色が、音楽や色彩などを通して7部構成で表現される。また、昨年東部・台東県で1発お披露目されて話題を集めた台湾最大の24インチの玉が、今年は2発打ち上げられるという。

(盧太城/編集:塚越西穂)