(花蓮中央社)先月3日の地震で大きな被害を受けた東部・花蓮県花蓮市の魏嘉彦(ぎかげん)市長は9日、友好都市である岩手県盛岡市の内舘茂市長とオンラインで会談し、盛岡市が地震後に継続して花蓮の復興に関心を寄せていることに感謝を示した。

両市は2019年に友好都市協定を締結し、地震直後の4月5日にもオンライン会談を実施。
盛岡市は災害見舞金として50万円を花蓮に寄付することを決めている。

花蓮市公所(役所)によると、会談で内舘市長は花蓮市の再建状況に関心を寄せた他、市民の安全を気遣ったという。

魏市長は、台湾に対する日本の親しみや友好都市を基礎として築かれた温かな友情関係を感じられたと感謝を表明。今年、友好都市締結から5周年を迎えるのに触れ、盛岡市の花蓮訪問を歓迎するとし、双方の市民に相互に理解を深めてもらい、文化交流促進と観光振興のきっかけにしたいと期待を寄せた。

また市公所は盛岡から寄せられた寄付金を適切に利用し、市民が海外からの支援を感じられるようにしたいと語った。

(張祈/編集:齊藤啓介)