(台北中央社)医療用マスクの輸出が解禁されるのに合わせ、個人による海外へのマスク持ち出しに対する数量制限も来月から撤廃されることが分かった。財政部関務署(財務省関税局に相当)が29日明らかにした。


新型コロナウイルス対策として、台湾は今年1月末、医療用マスクの輸出禁止を発表。許可がなければ、郵送や国際宅配便などでの発送も不可となった。個人がマスクを海外に持ち出す際も、250枚の上限を超えてはならないとされていた。

だが、流行が落ち着いてきた現在、政府はこれらの制限を解除する方針に切り替えた。6月1日から民間業者による海外輸出や国内販売が可能になるほか、個人がマスクを海外に郵送する際の対象や数量、郵送回数などの制限も撤廃される。

同署の統計によると、1月24日から5月28日までの期間中、マスクに関する違反は計2352件、没収された量は41万4209枚に達した。


(呉佳蓉/編集:荘麗玲)