(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は春節(旧正月)の恒例行事としていた台湾各地の寺廟への参拝やお年玉の配布を取りやめる。新型コロナウイルス対策として密を避けるためだという。


総統府が19日発表した。蔡総統が党主席(党首)を務める与党・民進党は22日、これに言及した上で、党員に対し中央感染症指揮センターが求める感染対策を徹底するよう呼び掛けた。

台湾では感染者の確認が相次いでいる。内政部(内務省)は22日、宗教団体に対し、巡礼や練り歩き、初詣の一番乗りを競う「搶頭香」など、人が集まりやすく社会的距離を確保できない集会活動の停止を求めた。宗教施設での飲食も禁じる。

(温貴香/編集:楊千慧)