(台南中央社)来月20日発足の卓栄泰(たくえいたい)内閣で、国家科学・技術委員会主任委員(閣僚)に内定した南台科技大学(南部・台南市)の呉誠文(ごせいぶん)学長。専門とする半導体メモリーの診断や修復などの技術で数々の権利を持ち、半導体産業の立役者とも呼ばれている。


台湾大学卒業後、米国に公費留学し、カリフォルニア大サンタバーバラ校で電気・コンピューター工学の博士号を取得。帰国後は清華大学(北部・新竹市)で電気情報学院(学部)学部長や副学長などを歴任した。公的研究機関、工業技術研究院に出向してSoC(システム・オン・チップ)技術センターの主任を務めた経歴も持つ。

一方、幼少期には少年野球で世界大会に参加し、投手として優勝に貢献した一面も持つ。野球の第一線からは離れたものの、清華大でスポーツテクノロジーに関する研究機関を創設したり、2021年には全国学生選手権の実行委員長を務めたりするなど、スポーツに関連する取り組みにも力を入れている。

(楊思瑞/編集:田中宏樹)