(台北中央社)日本政府が29日に発表した2024年春の外国人叙勲受章者で、日台間の友好関係の増進に顕著な功績があったとして台湾から3人が選ばれた。12~16年に台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)を務めた沈斯淳(ちんしじゅん)氏に旭日重光章が、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会やその前身団体で長年勤務した馬玫鈴(ばまいれい)さんと林淑薗(りんしゅくえん)さんにそれぞれ瑞宝双光章と瑞宝単光章が贈られる。


沈氏は12年5月から約4年間、台北駐日経済文化代表処の代表を務めた。日台間の経済関係の強化や文化交流の促進、民間友好関係の増進に寄与した功労が認められた。

馬さんは日本台湾交流協会台北事務所に40年以上勤務。領事分野や経済分野などに関する業務を担当し、同事務所の業務遂行を支えるとともに、日台の人的交流や経済的交流の発展に貢献した。

林さんは日本台湾交流協会の前身、交流協会の台北事務所に約28年9カ月勤務。農林水産関係を中心とした経済分野などに関する業務を担当し、同事務所の業務遂行を支えるとともに、日台の農林水産分野における経済交流や文化交流の発展に貢献した。


日本台湾交流協会は報道資料を通じ、受章者の貢献に「衷心の敬意と謝意」を表した。

(編集:田中宏樹)