(台北中央社)中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)は14日、来年3月に開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の台湾代表スカウトチームに、林威助氏と陳偉殷(チェン・ウェイン)氏、郭泓志氏を起用すると発表した。

台湾が初優勝を果たした昨年のプレミア12では、代表入りした海外組は林昱珉投手(ダイヤモンドバックス傘下マイナー)と林家正捕手(アスレチックス傘下マイナー)の2人にとどまった。
来年のWBCに向け、日本プロ野球や米大リーグでのプレー経験がある3人を起用し海外球団所属選手の情報収集などを強化する。

林氏は2003~13年に阪神タイガースに所属。現在は台湾プロ野球、富邦ガーディアンズで副ゼネラルマネジャー(GM)兼ファームマネジャーを務めている。陳氏は04~11年に中日ドラゴンズでプレーした後、オリオールズに移籍。その後は千葉ロッテマリーンズや阪神にも所属し、今年2月に現役引退を表明した。郭氏は05~11年にドジャースでプレーした。

CPBLによれば、3人は主にコーチ陣が関心を寄せる選手の状況把握や、チームへの専門的な意見の提供を行う。スカウトチームは7月以降に米国や日本でプレーする選手を訪問するという。

(楊啓芳/編集:田中宏樹)
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