(東京中央社)広島市が毎年8月6日に開催する平和記念式典に、台湾が初めて参加できる見通しとなった。日本の複数メディアが15日、市が開催を案内する通知文を台湾側に送る方向で調整していると報じた。


日本側の報道によれば、市は4月、今年の式典について各国代表を「招待」する従来の形式から、開催を伝える「通知」を送る形に変更すると明らかにした。日本と外交ルートがある全ての国と地域に案内を送付するとしたが、この時点で台湾は対象に含まれていなかったという。

広島県を管轄区域に含む台北駐大阪経済文化弁事処の洪英傑(こうえいけつ)処長(総領事に相当)は15日、中央社の取材に応じ、台湾に友好的な複数の広島市議が議会で台湾のために声を上げてくれたと述べた。

洪氏は4月、産経新聞の取材に対し、案内があれば出席する意向だと文書で回答していた。

(楊明珠/編集:田中宏樹)
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