(台南中央社)南部・台南市後壁区の精米工場「芳栄米廠」で5日、台湾米500トンが日本に向けて出荷された。記者会見に出席した黄偉哲(こういてつ)台南市長は、品質の高さを強調し、台南の良質なコメを日本の消費者に味わってもらいたいと語った。


出荷されたのは台南11号と呼ばれる品種の白米。芳栄米廠と契約する農家が生産したもので、日本に出荷されるのは初めて。5キロ入りで販売される。市農業局は、収穫前には抜き取りで残留農薬検査を行った他、収穫後には低温保存していると安全性と鮮度の高さをアピールした。

会見には日本でコメを販売するくりや(本社香川県)の徳永真悟代表取締役も出席。今後はさらに多くの台湾米を日本で販売したいと語った。

(張栄祥/編集:齊藤啓介)
編集部おすすめ