リコール投票は台中市の3選挙区と中部・南投県の2選挙区、新北市と北部・新竹県の各1選挙区で実施される。先月26日には国民党の立法委員24人に対するリコール投票が行われたが、いずれも成立要件を満たさず、不成立に終わった。
台中でリコール運動を推進した市民団体が市内で開いた集会には、複数の与党・民進党所属立法委員や市議が集結。市民団体への支持を表明した。
リコール投票の対象となっている台中市第2選挙区選出の顔寛恒立法委員は、地盤の沙鹿区で街頭活動を行い、支持者と共に街を練り歩いた。顔氏は有権者に対し、反対票を投じるよう呼びかけた。
リコール成立には、有効な賛成票が反対票を上回り、かつ賛成票が選出選挙区の有権者の4分の1以上に達する必要がある。即日開票される。
同日には台湾電力第3原子力発電所(南部・屏東県)の再稼働の賛否を問う国民投票も実施される。
(趙麗妍/編集:名切千絵)