火災発生時、貨物船には台湾人6人を含む乗組員22人がおり、船長ら台湾人4人を含む18人は救助された。11日の時点で鎮火しておらず、船体は傾いている。インドの複数メディアによれば、危険物が積載されており、火の勢いを保ったまま、有毒物質を発生させる可能性があるという。また船体から油が流出した場合、海洋汚染の懸念があるとしている。
この日、弁事処の職員らはマンガルールにあるICGの事務所を訪れ、捜索の状況について説明を受けた。
ICGの職員は、人命救助を優先するとし、貨物船の扱いについては今後検討すると強調。現段階では火の制御を試み、捜索活動を行っていると語った。また油の流出や船体の沈下が確認された場合は、沖合にえい航し、汚染を最小限にとどめるとした。
(李晋緯/編集:齊藤啓介)