(台北中央社)衛生福利部(保健省)が16日に発表した昨年の国民の死因統計によると、死因の首位は43年連続でがんで、死亡数は5万4032人だった。新型コロナウイルス感染症が原因の死亡数は前年の8962人から67.0%減少して2962人になった一方で、肺炎は3.3%、自殺は4.2%増加した。


死因の上位10位はがんに続き、心疾患、肺炎、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、不慮の事故、慢性下気道疾患、腎炎・ネフローゼ症候群・腎病変、自殺だった。上位5位までは前年と同じで、6位以降は前年6位だった新型コロナが大幅に減少して10位圏外になった関係で順位が1ずつ繰り上がった。

全体の死亡数は前年比2.3%減少し、20万1383人だった。同部の担当者によれば、主な要因は新型コロナと糖尿病による死亡者の減少だという。

自殺による死亡数は4062人になり、直近11年で初めて4000人を超えた。人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)は同0.7人増の17.4人だった。

不慮の事故のうち交通事故による死亡数は同4.4%減少し、2932人だった。

(陳婕翎/編集:田中宏樹)
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