陸軍はM60A3やCM11「勇虎」など約1000両の戦車を保有しているが、使用期間が20年を超えるなど老朽化が進んでいる。軍はM60A3のエンジン交換の他、27年までの9年間で総額405億台湾元(約2千億円)以上の予算を編成してM1A2Tを米国から購入している。M1A2Tは台湾北部の防衛を目的に、陸軍第6軍団に配備される。
台北港に到着したM1A2Tは28日未明、民間のトレーラーに載せられ、防水シートに覆われた状態で港を出発。北部・新竹県の陸軍装甲兵訓練指揮部に輸送された。
(游凱翔/編集:田中宏樹)