(広島中央社)台北駐日経済文化代表処の李逸洋(りいつよう)代表(大使に相当)が6日に広島市の平和記念公園で開かれた平和記念式典に台湾の代表として参列したことについて、国民民主党の玉木雄一郎代表は同日、中央社の取材に対し、台湾の参加はとても意味あるものだと評価し、日本と台湾が共に平和に貢献できるよう期待を寄せた。

台湾の代表が広島の平和記念式典に正式に参列するのは初めて。


玉木氏は式典後、原爆ドーム近くで取材に応じた。式典参列を通じ、日本は世界で唯一の戦争被爆国として、原子爆弾の実態と残酷な現実を世界に伝える必要があり、その責任はこれまで以上に増していることを改めて感じたと言及。台湾を含むアジアや地域全体の平和と安定が維持されるよう願い、日本もそのために尽力、貢献できることを望むとした。

台湾代表の初参列については、国や地域の境界線を越えて、全世界が共に原爆による傷を記憶に刻む必要があるとし、このような悲劇を二度と繰り返してはならないと訴えた。

(楊明珠、戴雅真/編集:名切千絵)
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