(ウィリアムズポート中央社)野球のリトルリーグ・ワールドシリーズ(WS)は24日(台湾時間25日)、米ペンシルベニア州ウィリアムズポートで世界一決定戦が行われ、台湾代表として出場した台北市の東園小学校が7―0で米国代表を下し、世界一の座に輝いた。台湾が同大会で優勝するのは1996年以来、29年ぶり。


リトルリーグのワールドシリーズは国際組と米国組に分かれて行われ、各組の優勝チームが世界一決定戦を戦った。

アジア太平洋地区の代表として出場した台湾はメキシコ、カリブ海、中南米の代表チームを次々と破り、国際組で優勝。世界一決定戦では、米国組で優勝したラスベガスのチームと戦った。

台湾は1回に迎えた満塁のチャンスを逃したものの、2回と3回にそれぞれ1点を奪い、2―0でリード。5回にはさらに5点を追加し点差を広げた。相手打線を抑え込み、完封勝利を収めた。

東園小の頼敏男監督は、台湾は長年ずっと優勝を逃してきたと言及。「国民が期待する中、やっと優勝を果たすことができた」と喜びを語った。

同大会で優勝回数17回を誇る台湾。去年は米国代表に敗れ、準優勝に終わっていた。

(廖漢原/編集:荘麗玲)
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